新近江名所圖會 第270回 滋賀県立安土城考古博物館のパワースポット

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 私は平成29年4月から滋賀県立安土城考古博物館で勤務しています。初めての学芸員としての勤務で、最初は戸惑いもありました。しかし文化財を守るという意味では、発掘現場と同じように最前線の仕事ですので、とてもやりがいのあるも […]Continue reading «新近江名所圖會 第270回 滋賀県立安土城考古博物館のパワースポット»

調査員オススメの逸品 第228回 古代の植物―大中の湖南遺跡から見つかった、植物遺体― 

全景

 近江八幡市(旧安土町)の大中の湖南遺跡から、陸地側から内湖側に向かって突出すように造られた、7世紀後半~8世紀前半頃の突堤状遺構が2基見つかりました。遺構の性格については、桟橋・消波堤(しょうはてい)などの諸説がありま […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第228回 古代の植物―大中の湖南遺跡から見つかった、植物遺体― »

近江名所圖会 第269回 過去と現在をつなぐもの-巻数板と祈祷板-

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正月行事の勧請吊については、すでに第181回の新近江名所圖会で紹介されています。その中でその起源が鎌倉時代頃にある点が述べられています。応永十四年(1407年)成立の説話集『三国伝記(さんごくでんき)』に石山寺の如意観音 […]Continue reading «近江名所圖会 第269回 過去と現在をつなぐもの-巻数板と祈祷板-»

調査員オススメの逸品 第227回 願いを込めて作られた船 ~船形代~

舟形代

 木で作られたおもちゃのように見えるこの遺物は、高島市上御殿遺跡から出土した船形代です。これは、古代の祭祀などに使用された道具のひとつとして知られています。弥生時代から作られており、木製の祭祀具のなかでは古くから存在する […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第227回 願いを込めて作られた船 ~船形代~»

新近江名所圖會 第268回 扇状地の宿命か!?水不足と戦ったひとびとの足跡「一ノ井堰之碑」

一ノ井堰之碑

 滋賀県は、豊かな水源に恵まれ、発展の途を歩んできました。その中心となるのはもちろん琵琶湖ですが、昨今では湖に注ぐ河川とそれを巡る町並みの美しさが評価された自治体もあります。  滋賀県の湖東地域に所在する甲良町は、「心か […]Continue reading «新近江名所圖會 第268回 扇状地の宿命か!?水不足と戦ったひとびとの足跡「一ノ井堰之碑」»

調査員オススメの逸品 第226回 ないものは自分で作れ!-自作スチーマーの話 後編-

スチーマーmkⅡ

 職場の倉庫や自宅に転がってるもので作ったスチーマーのプロトタイプ開発から5か月後、スチーマー量産の経費が出してもらえることになりました。その前に、市販のスチーマーが使えるなら使った方がいいんじゃないの?って話もあったの […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第226回 ないものは自分で作れ!-自作スチーマーの話 後編-»

新近江名所圖會 第267回 木地師の聖地-東近江市蛭谷・君ケ畑

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《蛭谷と君ケ畑》9  名神八日市インターから東へ愛知川上流に向けて約20㎞、奥永源寺小椋谷のなかでも最奥部に位置する蛭谷・君ケ畑は山あいの小集落です。まさに隠れ里の風情を漂わせた秘境めいたところですが、ここは全国の木地師 […]Continue reading «新近江名所圖會 第267回 木地師の聖地-東近江市蛭谷・君ケ畑»

調査員オススメの逸品 第225回 朽木盆-その独特の形と文様-

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 朽木は滋賀県の北西部に位置し、現在は高島市に属しています。安曇川の上・中流域を占め、若狭国小浜と京都をつなぐ道(通称:鯖街道、現国道367号)の街道筋として栄えました。鎌倉時代から江戸時代にかけて当地を支配していたのが […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第225回 朽木盆-その独特の形と文様-»

新近江名所圖會 第266回 蜂屋集落の心のより所―宇和宮神社―(栗東市蜂屋)

写真3 蜂屋古墳上の本殿

 当協会では、滋賀県南部土木事務所河川砂防課からの依頼により、中ノ井川広域河川改修工事に伴う蜂屋遺跡の発掘調査を今年(平成29年)1月から実施していて、私は担当者の1人としてこの発掘調査に従事しています。蜂屋集落は栗東市 […]Continue reading «新近江名所圖會 第266回 蜂屋集落の心のより所―宇和宮神社―(栗東市蜂屋)»

調査員オススメの逸品 第224回 薬壜(くすりびん)の数奇な運命

写真1 出土した薬壜

 蛭子田遺跡からの出土品は、私をはじめ調査に携わった調査員達が、これまでに幾度となくこのコーナーで紹介してきました。木製壺鐙・曲物・伐採木・丸木舟もどきなど、どちらかというと古墳時代の木製品を中心に語ってきました。このこ […]Continue reading «調査員オススメの逸品 第224回 薬壜(くすりびん)の数奇な運命»

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