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調査員のおすすめの逸品 No.72 博物館グッズ製作に大活躍!!-缶バッジマシーン

近江八幡市
缶バッチマシーン  手前:プレス機 奥:カッティング機
缶バッチマシーン  手前:プレス機 奥:カッティング機

私の勤務している滋賀県立安土城考古博物館では、昨年春頃よりグッズ売り場の充実化に取り組んでいます。以前の博物館のお土産グッズといえば、顔出し看板(第67回)にもなっているお市・長政像のクリアファイルや絵葉書くらいでしたが、今ではクリアファイルだけでも4種類となっており、他にも勾玉キット、一筆箋、博物館オリジナルメモ帳、草木染めスカーフ等々種類も豊富になりました。現在のグッズ売り場の一番人気は缶バッジシリーズです。
今回は、博物館のグッズ売り場を華やかにしてくれている「缶バッジ」の製作に欠かせない缶バッジマシーンをおすすめの逸品として紹介したいと思います。
まず缶バッジマシーンは工程別に2種類あります。一つは印刷したキャラクターの台紙をカットするマシーンと、もう一つは缶バッジのベースをプレスするマシーンです。この缶バッジマシーンは裏側のパーツを変えるだけで、缶バッジだけでなくストラップ、マグネットなどいろいろ作り出せる優れもののマシーンです。作り方はとてもカンタン!
お好みの台紙をカットし、缶バッジパーツの上に置きフィルムをセットしたらあとはプレスするだけです。台紙の図柄を変えるだけでも何種類も出来てしまいます。

博物館のグッズ売り場
博物館のグッズ売り場

初めて博物館のグッズとして缶バッジを製作したのは、一昨年のクリスマス映画会のプレゼント用でした。記念すべき「第一弾」は、博物館人気キャラクターとして登場した“まめのぶくん”でした。しかも前向きのまめのぶくんだったので、今から思えば大変なプレミアものです。このときは沢山の子供さんに喜んでいただき、製作した管理課の私達は、とてもうれしい気持ちになりました。
その後クリアファイルにもなっているお市・長政像、昨年のNHK大河ドラマの滋賀県推進キャラクター“お江ちゃん”と増えていき、今ではストラップ、マグネットを含めると25種類にもなりました。
昨年は大河ドラマもあり、沢山の方々にご来館いただきました。お孫さんのお土産に女の子にはお江ちゃん、男の子にはまめのぶくんとまとめて買っていかれるお客さんもありました。たくさんのお客様に喜んでいただけることは、製作している私達にとってもうれしい限りです。
愛情こめて手作りした缶バッジたちも現在8000個を越えました。凄い数です。これからも一人でも多くのお客様に喜んでいただけるものをこの缶バッジマシーンで製作していきたいと思っていますので、滋賀県立安土城考古博物館にお越しの際には、是非グッズ売り場にお立ち寄りください。

(福井 幸代)

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