投稿者: shigabunkazai
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第416回 樹下神社を考える―滋賀県内に複数ある同じ名前の神社―
大津市 守山市 2024年3月6日大津市北郊の三駅、JR湖西線志賀駅(木戸)と比良駅(南比良)そして北小松駅(北小松)の近くには同じ名前の神社が鎮座しています。樹下(じゅげ)神社です。この名の神社はこの三社の他にも大津市真野佐川や山…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第415回 振り返れば彦根城―彦根市長寿院(大洞弁財天)―
彦根市 2024年2月28日以前、このホームページで彦根市北方に所在する井伊神社を紹介しました(名所圖會第397回)。今回も井伊神社と同じく佐和山西麓に所在する史跡の一つとして長寿院(大洞弁財天)を紹介したいと思います。 長…
続きを読む -
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№367 山・森の現場の必需品―根切りバサミほか―
その他 2024年2月21日発掘調査の対象地は、様々な場所にあります。住宅街の中、田んぼの真ん中、線路の真横、川や湖の中、などなど。当然、山の中や森の中、ということもあります。それぞれの場所によって苦労のしどころが異なるのです…
続きを読む -
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№368 復元 紫香楽大仏の鋳造技術―鍛冶屋敷遺跡(史跡紫香楽宮跡)出土鋳造関連遺物【滋賀県指定有形文化財】―
甲賀市 2024年2月14日以前、このコーナーで甲賀市の鍛冶屋敷(かじやしき)遺跡で出土した炉壁(ろへき)について紹介しました(調査員オススメの逸品第199回 古代冶金学の一大成果―甲賀市鍛冶屋敷遺跡出土炉壁)。また、鍛冶屋敷…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第414回 威厳ある道切り行事―野洲市の勧請縄(かんじょうなわ)―
野洲市 2024年2月7日ようやく新型コロナウイルス感染症も徐々に衰えつつあると思いきや、地域によっては第10波が訪れているとの報道もあります。以前からの感染症であるインフルエンザも例年になく猛威をふるっています。コンピュー…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第413回 古代から様々な顔を持つ神社―一夜伏塚と印岐志呂神社―
草津市 2024年1月31日草津市ののどかな田んぼ道を歩いていると、ふいに石造りの柵が現れます。これは一夜伏塚(いちやふしつか)遺跡の鎮魂塚です(写真1)。このあたりでは、南北朝時代に足利軍と僧兵との間で戦が起こりました。一説…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第412回 小さな神社の大きな碑―長浜市平方町天満宮の「平方史跡顕揚之碑」―【近江毛野臣をさぐる1】
長浜市 2024年1月24日○はじめに 古代近江地域の各地には、さまざまな古代豪族が居住していたことが、残された文献史料から推定されています。和邇(わに)氏・息長(おきなが)氏等の名前をお聞きになったこともあるでしょう。ただ、多…
続きを読む -
調査員の履歴書
『インタビュー/調査員の履歴書』№21「社会人になって間もない頃の貴重な経験」
2024年1月17日Q. 所属部署と名前を教えて下さい。 A. 調査課の宮村誠二と申します。 Q. 前回のインタビューでは、文化財や考古学に関わる仕事に就くことを目指したきっかけ、この仕事のやりがいや難しさ、当協会に就職…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第411回 義仲・芭蕉ゆかりの地を訪れる―大津市義仲寺―
大津市 2024年1月10日義仲寺(ぎちゅうじ)は、JR膳所(ぜぜ)駅・京阪膳所駅の北約300mに位置する国史跡です。木曽義仲と松尾芭蕉の墓所として知られ、近隣のみならず全国から多くの人が訪れています。 木曽義仲は、源頼朝の…
続きを読む -
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№366 見つかった時の感動が…―栗東市高野遺跡の海獣葡萄鏡―
栗東市 2024年1月3日以前、このコーナーで大津市の東光寺遺跡で出土した小型海獣葡萄鏡(こがたかいじゅうぶどうきょう)について紹介しました(逸品No.330)。今回は自分自身が関わった調査で出土した小型海獣葡萄鏡を紹介しま…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第410回 足元に広がる弥生時代―守山市伊勢遺跡―
守山市 2023年12月27日守山市には、全国的に著名な弥生時代の遺跡が3つ所在しています。 一つは服部(はっとり)遺跡です。服部遺跡は守山市服部町で、昭和49年(1974年)に始まった野洲川改修工事の最中に発見された遺跡です…
続きを読む -
新近江名所図会
新近江名所圖會 第409回 日向山と新たに見つかった古墳群―栗東市六地蔵遺跡―
栗東市 2023年12月20日栗東市の北東部に所在する日向山(にっこうやま)は標高222.9mの小高い山です。それほど高さはないものの、平野に面して立地することから遠くからでもその姿を眺めることができます(写真1)。 この山の…
続きを読む