オススメの逸品
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第170回 古代の人々が使った祭祀の道具②-馬形代
高島市 2015年11月11日形代(かたしろ)は、まつりのときに神の依代として使われるものです。高島市にある上御殿遺跡では、奈良時代から平安時代にかけて使用された木製の形代が数多く出土しています。このうち、人形代(ひとかたしろ)に…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第169回 最果てのハート形土偶 -小川原遺跡
甲良町 2015年10月30日平成3年(1991年)のとある昼間、今はなき湖東集中棟(出先の整理調査用プレハブ)で甲良町小川原(こがわら)遺跡から出土した大量の縄文土器を洗浄している時、作業に従事している調査補助員さんから「気持ち…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第168回 江州音頭―近江人の心に染みる逸品―
豊郷町 2015年10月14日夏の暑さも厳しさを増すころ、よく耳にするのが江州音頭です。聞くとつい口ずさんでしまうのは、あちらこちらから流れてくるからでしょうか。それとも、小さいころから聞き親しんできた盆踊り唄であるからでしょうか…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第167回 測量野帳―調査を記録し、記憶する緑のノート―
その他 2015年9月30日私たちが日々の発掘調査現場で使っている手帳―それは「測量野帳」です。この手帳は,片手に収まるサイズ(巾約10㎝×高さ約17㎝)で,しっかりした芯のある緑色の厚紙表紙なので,机のない野外でもノートを手に…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第166回 「糊」は「買う」のでなくて「作る」もの -文化財で使う糊-
その他 2015年9月16日第148話で、古文書や文化財に貼る和紙のラベルには、墨と筆で文字を書くというお話をしました。長い年月を生きぬき、これからも伝えていかなければならない古文書に、後の保存に悪影響を与える「異物」を付けては…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第165回粉もんの立役者「石臼」
その他 2015年9月2日「粉もん」は、私たちの日常の食生活にとって欠かせません。洋食ではパン・パスタ、和食では蕎麦・うどん・素麺が代表格ですし、話題のB級グルメでは、お好み焼き・タコヤキ・ヤキソバ・ラーメンがあります。もし粉…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第164回 塩津神社の石燈籠
長浜市 2015年8月19日琵琶湖の一番北の集落、塩津は北陸から都(京都)に送る物資を琵琶湖の水運に乗せるための「港まち」として栄えていました。その繁栄ぶりは、近年の発掘調査によって次々と明らかになり、注目されているところです。…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第163回 埋蔵文化財センターの展示ケース―正しい「鍵穴」?
その他 2015年8月5日昨年度に引き続き、今年も「レトロ•レトロの展覧会」を担当することになりました。この展覧会は、昨年度に実施した発掘調査の成果をいち早くお知らせする調査成果速報展で、これを見れば、私どもの協会が昨年に実施…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第162回 描かれた神威―琵琶湖文化館蔵「山法師強訴図」
大津市 2015年7月22日最近、このコーナーでも紹介のあった保延3年(1137)の年記をもつ日本最古の起請文、長浜市塩津港遺跡出土の52号木簡には、誓約する神の名が天部の神から日本の八百万の神まで列記されているとの説明があった…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第161回 井の中の「魚」-甲賀市貴生川遺跡出土魚形水滴
甲賀市 2015年7月8日今回紹介するのは「井の中の蛙」ならぬ「井の中の魚」です。まずは、出土した井戸について説明しましょう。この井戸は、甲賀市水口町貴生川にある貴生川(きぶかわ)遺跡でみつかりました。貴生川遺跡では、戦国時代…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第160回 変身にお気づきですか?―「内照式パネル展示装置」
その他 2015年6月24日学芸課長特選「博物館の楽しみ方」。その最大のポイントは、「博物館は常設展示を見ろ!」に尽きると思っています。特別展示、企画展示は、博物館の特色を出しながら、どことも、それなりに気合の入った、時には空回…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品第159回 日本最古の起請文 -長浜市・塩津港遺跡出土52号木簡-
長浜市 2015年6月3日古典落語に「三枚起請」という演目があります。江戸時代の遊郭では、客と遊女の間で、「遊女の雇用期間が満期になれば客と結婚をする」という内容の「起請文」と呼ばれる書類を取り交わすことが流行しました。万一誓…
続きを読む