その他
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品148 墨と筆は時代遅れ? いいえ、学芸員には必需品です!
高島市 2014年12月24日現代の社会は、パソコンやスマホなどでの文字入力が主流となり、筆どころか筆記用具を用いて文字を書くこと自体が少なくなってしまいました。そのような中にあって、私のような古文書・歴史資料を専門とする学芸員は…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第189回 ハルカスを遙かに見透かす神の杉―玉体杉
大津市 2014年12月17日比叡山籠山修行の一つに「千日回峰行」があります。この行は、7年千日をかけ、比叡山中、京都市中を歩き回る行で、その歩かれる距離は、約30万㎞にも及ぶと言われています。行者様は、700日の回峰の終了後、「…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品146 低くて小さな椅子
その他 2014年11月26日出土遺物を整理する滋賀県埋蔵文化財センターの整理場では、たくさんの補助員さんが報告書作成にむけて、実測やトレース等の作業を進めています。今年度、私は、この埋蔵文化財センターで整理調査を担当することにな…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景
近江八幡市 2014年11月19日(近江八幡市新町界隈) 現在では、ほとんど聞くことがなくなりましたが、「うだつを上げる。うだつが上がらない」という言葉があります。 この「うだつ」とはいったい何なんでしょうか。漢字では、「梲」とか「卯…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品145 エスチング・ハンマー
その他 2014年11月12日今回は、岩石を調べる道具の一つである「エスチング・ハンマー」をご紹介します。大工さんの使う金槌に似ていますが、岩石を研究するための専用道具です。このハンマーで岩石を叩き割り、割れた部分の様子をじっく…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第183回 博物館を取り巻く文化財
近江八幡市 2014年9月24日安土城跡・観音寺城跡・瓢簞山古墳・大中の湖南遺跡の一つの特別史跡と三つの史跡からなる近江風土記の丘には、中核施設として滋賀県立安土城考古博物館があります。博物館では、考古と信長・城郭を中心とする常設展…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品141 このお皿は何の皿?
彦根市 2014年9月17日長年発掘調査をしていますと、時々おもしろい物にあたります。 内側に「厄除」の文字がスタンプで押された土師器の皿が彦根市の多景島遺跡で見つかっています。おそらく明治時代以降に使われたものと考えられます。…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品140 木製品の復元品
その他 2014年9月3日遺跡から出土する考古遺物は、ほとんどの場合破損しています。特に木製品は、もともとの素材が有機物であるために非常にもろくなっていて、油断するとあっというまに変形したり崩壊したりしてしまいます。そういった…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第181回 村境の魔除け(まよけ)-御霊神社にのこる勧請縄(かんじょうなわ)-
大津市 2014年8月27日壬申の乱の舞台となった「瀬田の唐橋」の近くに、壬申の乱とゆかりのある二社の御霊神社があります。いずれも乱に敗れた大友皇子を祀った神社で、大津市鳥居川町の御霊神社と北大路の御霊神社です。 今回は、後者の…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.134 日本の埋蔵文化財調査を支える私たちの「右腕」
その他 2014年6月11日私がおすすめする逸品――というか誇らしげに語るつもりの逸品――は、調査の補助スタッフさんです。当協会の場合、調査補助員さんとお呼びしています。わたしたちの仕事は大きく分けて、野外の「発掘調査」と屋内で…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第175回 滋賀県道316号比叡山線
大津市 2014年6月4日今回の新近江名所図絵は、ある県道をご紹介しましょう。 「何で名所に県道やねん!」と言うお叱りの声が聞こえてきそうですが、この県道316号比叡山線、他の県道とイメージがずいぶん違うところがあったり、また…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.132 変わらぬものを支える変わらぬ力「セメダインC」
その他 2014年5月14日セメダイン。おじさん世代にとって、とても懐かしい響きのある名前です。私が紅顔の美少年だった頃、夏祭りとお正月に、なけなしのお小遣いをはたいて、プラモデルを買うのが何よりの楽しみでした。零戦、メッサー…
続きを読む