投稿者: shigabunkazai
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-
大津市 2014年11月5日672年に勃発した壬申の乱は、日本古代史上最大の争乱としてよく知られています。いうまでもなく、大津宮を造営した天智天皇の没後、太政大臣であった息子の大友皇子と、吉野へと出家していた弟の大海人皇子の間に…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品144 旅行のお土産? 十里遺跡のペンダント
栗東市 2014年10月29日新幹線でなら、大阪―東京間が2時間10分で行ける現代、家族旅行や出張、帰省などの旅行につきものなのが、各地のお土産ですね。東京ディズニーランドのキャラクター商品や福岡の辛子明太子、はては中国長安の兵馬…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第185回 一本の大木が目印 トギス塚古墳と千増供古墳群
近江八幡市 2014年10月22日(近江八幡市千僧供町) 国道8号を野洲から近江八幡市街地へ向かって車で走り、六枚橋の交差点を左折して、県道14号を旧蒲生町方面に進んだあたりには、たくさんの遺跡があります。左前方の山には近江八幡市と東…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品143 思わずニオイをかいだ逸品-粟津湖底遺跡の???-
大津市 2014年10月15日遺跡の発掘調査に携わる者なら、誰しも自らが調査する遺跡で目の前に現れた遺物や遺構に感激したり、興奮したことがあると思います。私も約25年間滋賀県内の遺跡の調査に携わり、いろいろな遺構や遺物と出会ってき…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第184回 東海道名物「姥が餅」発祥の地を訪ねて
草津市 2014年10月8日江戸時代に街道菓子として全国的に有名だった「姥が餅」の発祥の地を訪ねて来ました。姥が餅が食べられたかつての茶店は、草津宿から大津へ約1㎞進んだ矢倉立場(立場:休息場所)にありました。船で大津の石場(い…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品142 琵琶湖文化館所蔵 活版印刷資料
その他 2014年10月1日滋賀県には我が国における各時代の印刷文化を伝える文化財が数多く現存しています。例えば、平安時代の版本である石山寺所蔵の「仏説六字神呪王経」や、中世(南北朝時代~室町時代)に製作された西明寺所蔵の板木「…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第183回 博物館を取り巻く文化財
近江八幡市 2014年9月24日安土城跡・観音寺城跡・瓢簞山古墳・大中の湖南遺跡の一つの特別史跡と三つの史跡からなる近江風土記の丘には、中核施設として滋賀県立安土城考古博物館があります。博物館では、考古と信長・城郭を中心とする常設展…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品141 このお皿は何の皿?
彦根市 2014年9月17日長年発掘調査をしていますと、時々おもしろい物にあたります。 内側に「厄除」の文字がスタンプで押された土師器の皿が彦根市の多景島遺跡で見つかっています。おそらく明治時代以降に使われたものと考えられます。…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第182回 桜ばかりを描いた信長の子孫・瑟瑟の墓を守る寺(西蓮寺)
東近江市 2014年9月10日織田信長の血筋は、本能寺の変や関ヶ原の戦いの後も続いており、息子たちの子孫は、江戸時代には大名や旗本となっています。右に示した略系図をご参照下さい。 東近江市の、市役所から八日市インターチェンジに及ぶ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品140 木製品の復元品
その他 2014年9月3日遺跡から出土する考古遺物は、ほとんどの場合破損しています。特に木製品は、もともとの素材が有機物であるために非常にもろくなっていて、油断するとあっというまに変形したり崩壊したりしてしまいます。そういった…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第181回 村境の魔除け(まよけ)-御霊神社にのこる勧請縄(かんじょうなわ)-
大津市 2014年8月27日壬申の乱の舞台となった「瀬田の唐橋」の近くに、壬申の乱とゆかりのある二社の御霊神社があります。いずれも乱に敗れた大友皇子を祀った神社で、大津市鳥居川町の御霊神社と北大路の御霊神社です。 今回は、後者の…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品139 川跡から出てきた丸木-農具の原材-
東近江市 2014年8月20日本シリーズ123回目で、蛭子田遺跡から出土した「曲物」を紹介しました。今回もまた同じ蛭子田遺跡の川跡から出土した木製品について紹介します。 蛭子田遺跡は東近江市木村町にあり、名神高速道路蒲生スマートイ…
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