オススメの逸品
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調査員オススメの逸品 第194回 甕の内外に線刻された「井」の記号-関津城出土備前焼大甕
大津市 2016年10月19日琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川は、南郷の洗堰を越えたあたりで川幅が狭くなり、西に曲がって山中を流れていきます。川幅が狭くなったあたりの左岸側には関津峠があり、古来旅人は大和(奈良)から山背国(山城国)を…
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調査員オススメの逸品 第193回 幻の逸品or迷品!勘違いの「なんちゃって丸木舟」-東近江市蛭子田遺跡出土品
東近江市 2016年10月5日この連載では、私たち調査員がこれまでに出会ってきた名品・逸品を紹介しています。私自身、発掘調査現場をはじめ様々な場所で「これは!」と思えるようなものを目にしてきました。ですが、時には「これは逸品か!?…
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調査員オススメの逸品 第192回 日本古来の万能布-手ぬぐい
その他 2016年9月21日夏の発掘調査は過酷です。日常では考えられないほど汗をかきます。それは、水分補給を怠ると倒れることがあるので、仕事中は3リットル~4リットルものお茶や水を飲むためです。汗は体を冷やすために必要なのですが…
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調査員オススメの逸品 第190回 発掘調査の切込み隊長!―バックホウとオペレーターさんの神業―
その他 2016年8月24日これまでの逸品では、発掘調査を進めていく上では、作業員さんや補助員さんなど多くの人たちの助力や、創意工夫を凝らした様々なアイテムがあってのものだということを紹介してきました。今回は、発掘調査現場で作業…
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調査員オススメの逸品 第189回 超キュート!中学生の力作展示
近江八幡市 2016年8月10日この6月、職場体験学習で来てくれた中学生たちが、〈超キュート〉なミニ展示を製作してくれました。今回、この展示と中学生たちを〈逸品〉として紹介してみます。 私が仕事をしている調査課安土分室は、滋賀県近江…
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調査員オススメの逸品 第188回 遺跡の記録写真の革命-ドローン
その他 2016年7月27日滋賀県文化財協会の職員が行う多くの発掘調査は、開発事業により遺跡が壊されることを前提とした記録保存調査です。当然、同じ調査を2度とできないため、記録は最善のものを残すよう日々努力しています。特に、一目…
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調査員オススメの逸品 第187回 『弥生時代の「銅鐸」レプリカ―「復元品?」を持ち上げてみよう!』
日野町 2016年7月13日みなさんは、「レプリカ」ってご存じですか?以前、このコーナーの第173回 『古墳時代の「甲冑」レプリカ-「復元品」に触れてみよう!』で、「レプリカ」それから「復元品」・「複製品」について…
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調査員オススメの逸品 第186回 渡来人の持ち物?-小川原遺跡の徳利形平底壺-
甲良町 2016年6月29日古墳時代後期を中心とする時期に、徳利形平底壺(とっくりがたひらぞこつぼ)と呼ばれる一風変わった形の須恵器がみられます。呼んで字のごとく、お酒を入れる徳利のような形をした底の平らな壺です。その形態的特徴…
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調査員オススメの逸品 第185回 土木工事に使われた杭 ―大中の湖南遺跡の矢板杭―
近江八幡市 2016年6月15日土木工事とは、山・森林・川・海などの自然環境を相手に、人間がそれらを使いやすく改造する作業です。明治になって、西洋から煉瓦造や鉄骨造などの技術が入ってくるまで、わが国では、橋をかけたり、道路を舗装した…
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調査員オススメの逸品 第184回 近畿地方最古のムギ?-滋賀県東近江市下羽田遺跡-
東近江市 2016年6月1日日本列島に稲作や畑作が伝わったのはいつか。昔から多くの議論がすすめられ、縄文時代に遡るとされ、多くの証拠が提出されてきました。こうした中、レプリカ法と呼ばれる土器作りの際、土器の器面に付着した穀物の痕…
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調査員オススメの逸品 第183回 古代の人々が使った祭祀の道具③ -斎串-
高島市 2016年5月18日古代の祭祀具に、斎串(いぐし)と呼ばれる道具があります。名前のとおり串状の形をしたもので、平らな板や細い棒を加工して作られています。祭祀で使用される「神聖な木」のひとつとして使われていたと考えられてい…
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