その他
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №282 微細遺物を探せ!-さまざまな「ざる」
その他 2020年4月15日発掘調査では、様々な素材・状態・大きさのものが出土します。それらを可能な限り回収して調査・記録するのが私たちの仕事であり、そのためにはいろいろな工夫が必要になります。今回はその中から、微細な遺物を取り…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第309回 悠久のときが描く、ミルクロード ー乳白色に輝く芹川の景観ー
2020年3月11日川の色といえば、「青」と連想する方がほとんどでしょう。 ここ滋賀県には、琵琶湖に注ぐ河川が数多くあります。その中に、美しい「乳白色」のせせらぎを楽しめる河川があるのをご存知でしょうか?それが、多賀町を…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №279-3 浅井氏と朝倉氏との交流の証 長浜市 小谷神社石造狛犬 (後編)
長浜市 2020年2月19日◆秋季特別展にて公開 さて、滋賀県立安土城考古博物館では昨秋、令和元年度秋季特別展として「『動物美術館』開演!」を開催しました。そもそも本展は、滋賀県が狛犬の宝庫で、江戸期以前の木造狛犬の数では47…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №276 歴史の再構築になくてはならない「遺物」
その他 2020年1月15日埋蔵文化財の発掘調査では、人の行動によって地面に残された痕跡、あるいは地面に残された人間の生活の歴史を推測できる痕跡の内、動かすことのできないものを「遺構」と呼び、地面に残された人の痕跡の内、動かすこ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第303回 地元の歴史にふれる場所~菩提寺まちづくりセンター
湖南市 2019年10月23日私が滋賀県立安土城考古博物館で学芸員として勤務していた時、湖南市のまちづくり協議会の方々が、湖南市の竜王山古墳群出土資料の見学を希望してこられたことがありました。お話を伺ってみると、地元に新しく地域交…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №267 「礎板」-いまに生きる古代人の知恵-
その他 2019年9月4日建物の柱を支える構造として「礎石」というものがあります。たとえば飛鳥時代の寺院では、土をつき固めて版築した基壇に穴を掘り礎石を据え、そこに柱を建てることで、重量のある瓦屋根を葺いた建物を支えました。同…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №266 ニホンカワウソの思い出―多賀町萱原の二丈坊―
その他 2019年8月21日勇犬小石丸伝説で知られる大滝神社を過ぎ、さらに犬上川を遡ると、萱原という集落に至ります。集落の入口のバス停に、巨大な険しい顔をした像が立っています。恰好からして僧侶のようですが、どうみても人間ではあり…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №263 双曲線カラス口~平行線を引く道具
その他 2019年7月24日汗かきの私にとって、梅雨から夏にかけての季節は、製図に最も不適な時期でした。汗で製図紙を湿らせてしまうため、インクの乗りが悪くなるのです。 現在では、製図の世界でもデジタル化が進行し、パソコンにある製…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第296回 夏休みの自由研究は〔古代の港と神社〕でGO! 近江八幡市 滋賀県立安土城考古博物館
近江八幡市 2019年7月3日今回ご紹介するのは、安土城考古博物館で2019年の夏休みに開催される企画展示です。この企画展示でスポットを当てるのは、琵琶湖の水運、そしてそれにまつわる港、神社と祭祀です。この夏休み、少し専門的な自由…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第295回 一風かわった神の使い _栗東市 出庭神社(でばじんじゃ)_
栗東市 2019年6月19日栗東市出庭 地鎮祭ってご存じですか?家やビルを建てるときや土木工事を行う前に、その土地の神様を祀って工事の安全や順調な竣工を祈願する祭のことです。われわれの仕事は工事ではありませんが、その土地を掘り返…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №260 樹種同定のプレパラート -木製品の貴重な情報を生み出す逸品-
その他 2019年6月12日遺跡を発掘調査すると、土器・石器・木製品・金属製品など様々な素材でできた遺物が出土します。そのうちのひとつである木製品は、縄文時代より人々が樹木を有効に利用して作り出したものです。木材は現在でも私たち…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №258 これから考古学を学ぶ学生さん必見-日本考古学事典-
その他 2019年5月29日第232回に引き続き、今回も私からは便利な文献を紹介したいと思います。今回ご紹介するのは『日本考古学事典』です。 この事典も第232回で登場した『滋賀県の地名』などとともに私が重宝している事典の一つで…
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