オススメの逸品
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調査員のおすすめの逸品 No.12 環頭太刀-北牧野2号墳-
高島市 2009年10月19日「金ピカの出土品を掘り出す」発掘調査というとこんな言葉をイメージされる方も多いのではないでしょうか。 平成12年度に高島市マキノ町の北牧野古墳群で、2基の古墳を調査しました。調査の対象となった2基は、…
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調査員のおすすめの逸品 No.11 金箔瓦-特別史跡安土城跡出土-
近江八幡市 2009年10月5日遺跡の調査に携わる者なら、誰しも自らが調査する遺跡で目の前に現れた遺物や遺構に感激したり、興奮したことがあると思います。私も約20年間滋賀県内の遺跡の調査に携わり、いろいろな遺構や遺物と出会ってきまし…
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調査員のおすすめの逸品 No.10 無文銀銭なのに文字がある! -尼子西遺跡の無文銀銭-
甲良町 2009年9月21日無文銀銭はこのシリーズの第3回目でも紹介されましたが、今回は違った角度から無文銀銭にせまってみたいと思います。 「無文銀銭」といってピンとくる人はあまり多くないと思います。字をみればお金、しかも銀のお…
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調査員のおすすめの逸品 No.9 ぴかぴかの和同開珎-野畑遺跡出土の和同開珎-
大津市 2009年9月7日これは、私が財団法人滋賀県文化財保護協会に勤めて間もない時のことです。 当時、大津市の野畑遺跡の発掘調査をしていました。野畑遺跡は大津市南部の瀬田丘陵の端にあり、近江国庁関連の遺跡であろうと考えられて…
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調査員のおすすめの逸品 No.8 祭祀に使用された履物-大中の湖南遺跡出土の木製下駄-
近江八幡市 2009年8月24日遺跡から発見される遺物の中に使っていたときの痕跡が生々しく残っているものを時々見かけることがあります。今回は、平成12~13年度にかけて発掘調査を実施しました、大中の湖南遺跡出土の木製下駄をご紹介しま…
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調査員のおすすめの逸品 No.7 縄文人の工夫と祈り ―六反田遺跡の貯蔵穴と土偶―
彦根市 2009年8月10日2008年6月、私は彦根市の鳥居本にある六反田(ろくたんだ)遺跡で、縄文時代後期末(約3000年前)の集落跡を調査していました。ここで私は、食料を貯蔵するための「貯蔵穴」と「土偶」を掘り出し、縄文人の…
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調査員のおすすめの逸品 No.6 南滋賀町廃寺を飾る ―通称「サソリ文瓦」―
大津市 2009年7月27日667年中大兄皇子は藤原鎌足とともに、畿内から初めて外に設けられた都として大津宮へ遷都します。翌年に中大兄皇子は、天智天皇として即位します。仏教が百済から日本に伝わり約100年、依然として古墳が築造さ…
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調査員のおすすめの逸品 No.5 三角スケールの副尺
その他 2009年7月13日発掘調査の現場や出てきた遺物の整理作業で使う道具・文房具類の中には、一般的にあまり知られていないものも結構あります。真弧(まーこ:土器などの表面の形状を写し取る道具)、キャリパー(土器などの厚さを測る…
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調査員のおすすめの逸品 No.4 鉄製品の保存処理の道具 ~グラインダー・エアーブレイシブ装置・メス・筆~
その他 2009年6月29日発掘調査では、昔の人々が使用した様々な道具(遺物)が見つかります。その中には、鉄製の武器や農具、銅製の鏡などの金属製品も多く含まれます。しかし、金属製品の多くは、土の中に埋まっている間に錆びてボロボロ…
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調査員のおすすめの逸品 No.3 トラウマの無文銀銭
大津市 2009年6月15日1987年の夏、まだ若かった筆者(今でも気持ちだけは若い)は、瀬田唐橋の下流約80m付近の作業台船にいました。当時私は、琵琶湖総合開発に伴う埋蔵文化財発掘調査が本格化し始めた頃で、琵琶湖の中での工事に…
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調査員のおすすめの逸品 No.2 発掘調査の便利グッズ ―「おたま」と「ワイパー」―
その他 2009年6月1日私たちの仕事の中心は、発掘調査です。暑さや寒さに見舞われながら、限られた予算と時間の中で効率的に調査を進めるためには「弘法筆を選ばず」よりも「鬼に金棒」。適した道具や便利な道具があれば、積極的に活用し…
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調査員のおすすめの逸品 No.1 大事なものはいつまでも ―多賀町木曽遺跡出土の懸垂鏡(けんすいきょう)―
多賀町 2009年5月18日今回紹介する逸品は、多賀町木曽遺跡から出土した鏡です。普通の鏡といえば、古墳でみつかるものと思う方が多いのではないでしょうか。そして、最も有名な鏡といえば「卑弥呼の鏡」と呼ばれる三角縁神獣鏡でしょう。…
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