古墳時代
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第112回 双子の前方後円墳-南笠古墳群-
草津市 2012年7月25日草津市南笠町 前方後円墳といって最初にイメージされるのは、大阪府堺市にある大仙古墳-通称仁徳天皇陵でしょうか。大仙古墳は長さが482mある日本で最も大きな古墳です。前方後円形は上空からみると鍵穴の形を…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.85 古墳時代のアクセサリー -高島市上御殿遺跡出土の装身具-
高島市 2012年7月20日「あ、なんか青いきれいなもんがでたわ。」と作業員さんの声がした。 作業の手を止めて振り返ってみると、周りにいた人たちが集まっている。 「すごい、すごい!」 「なんやそれ?」 口々に発せられる声に、いっ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第108回 銅鐸の里は古墳の里-史跡大岩山古墳群(2) 桜生史跡公園
野洲市 2012年6月27日野洲市小篠原・辻町 「桜生(さくらばさま)史跡公園」は、国道8号線の西側に面した丘陵地にあります。5~6世紀代に造られた天王山古墳・円山古墳・甲山古墳の保存と、学習や憩いの場としての活用を目的として整…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第107回 銅鐸の里は古墳の里-大岩山古墳群(1) 冨波(とば)地区
野洲市 2012年6月20日野洲市冨波 「野洲・大岩山」と言えば、日本最大を含む24口の銅鐸が出土した地(第21回)として有名ですが、出現期から終末期までの大型古墳を見られるのが特徴であり魅力でもある、大岩山古墳群が造営された地…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.80 三輪玉
高島市 2012年5月28日私は以前、思い入れのある逸品として、北牧野古墳群の環頭大刀を紹介しました(第12回)。今回は同じ調査で出土した三輪玉を紹介します。 三輪玉とは、古墳時代の装飾大刀の飾りのひとつで、上面に大小3個のふく…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第94回 修験道の聖なる山-太郎坊宮(阿賀神社)
東近江市 2012年3月21日東近江市小脇町 近江鉄道太郎坊駅から北へ1kmほどいくと、標高350mの赤神山(あかがみやま)の中腹にあり、“太郎坊さん”の名で親しまれている阿賀神社があります。 この太郎坊さん、約1400年前、欽明…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第83回 墳丘が残る平地の前方後方墳 -滋賀県指定史跡・神郷亀塚古墳
東近江市 2012年1月4日東近江市長勝寺八ノ坪 全長36.5mを測る神郷(じんごう)亀塚古墳は、発掘調査が実施された当時(平成13年)、新聞紙上で「最古級(3世紀前半)の前方後方墳」として注目をあつめました。 滋賀県内では皇子…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第73回 依智秦氏の里-依智秦氏の里古墳公園
愛荘町 2011年10月26日愛知郡愛荘町上蚊野 渡来系氏族の「依智秦」氏をご存知でしょうか。おそらく「秦」氏といえば、京都の嵯峨野周辺を本拠地とし、弥勒菩薩で有名な広隆寺やお酒の神様で有名な松尾大社、そして聖徳太子とも関わりのあ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.64 これさえあればウマく乗れます-蛭子田遺跡出土木製壺鐙-
東近江市 2011年10月17日それは新米調査員である私が現在調査を担当している、東近江市木村町に所在する蛭子田遺跡の調査でのことです。調査員となってまだわずか数週間、最初に調査を開始した調査区で見つかった河川跡から、出土品としては…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第65回 湖北の王の棺-尾上の石棺-
多賀町 2011年8月31日長浜市湖北町尾上 古墳時代の石棺と言えば、大阪府と奈良県境にある二上山の白石や兵庫県の竜山石など、凝灰岩製の石棺が有名です。 一般的に花崗岩は凝灰岩と比べて硬質で、例外的な事例を除いて古墳時代の棺とし…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第63回 小槻大社と栗東の首長墓
栗東市 2011年8月17日栗東市下戸山 栗東市下戸山に所在する小槻大社は『延喜式』に記載された式内社で、古代に創建されたことがわかる古社です。室町時代に建造された一間社流造、檜皮葺の本殿は国の重要文化財に指定されています。また…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第52回 いにしえの水にまつわるお話-石樋と御澤神社-
東近江市 2011年6月1日東近江市上平木町 近江と伊勢・美濃を結んだ八風街道(はっぷうかいどう:現在の国道422号)を近江八幡市から旧八日市へ向かい、近江鉄道平田駅の手前の線路を渡る市道に入ると広大な田園地帯が見えてきます。 …
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