考古資料
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品143 思わずニオイをかいだ逸品-粟津湖底遺跡の???-
大津市 2014年10月15日遺跡の発掘調査に携わる者なら、誰しも自らが調査する遺跡で目の前に現れた遺物や遺構に感激したり、興奮したことがあると思います。私も約25年間滋賀県内の遺跡の調査に携わり、いろいろな遺構や遺物と出会ってき…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第183回 博物館を取り巻く文化財
近江八幡市 2014年9月24日安土城跡・観音寺城跡・瓢簞山古墳・大中の湖南遺跡の一つの特別史跡と三つの史跡からなる近江風土記の丘には、中核施設として滋賀県立安土城考古博物館があります。博物館では、考古と信長・城郭を中心とする常設展…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品141 このお皿は何の皿?
彦根市 2014年9月17日長年発掘調査をしていますと、時々おもしろい物にあたります。 内側に「厄除」の文字がスタンプで押された土師器の皿が彦根市の多景島遺跡で見つかっています。おそらく明治時代以降に使われたものと考えられます。…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品139 川跡から出てきた丸木-農具の原材-
東近江市 2014年8月20日本シリーズ123回目で、蛭子田遺跡から出土した「曲物」を紹介しました。今回もまた同じ蛭子田遺跡の川跡から出土した木製品について紹介します。 蛭子田遺跡は東近江市木村町にあり、名神高速道路蒲生スマートイ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品138 緑色のきれいな石 ‐金森西遺跡出土の管玉未製品‐
守山市 2014年8月6日平成25年度の秋で現地調査を終了した守山市金森西遺跡の調査は、土器をはじめとする出土した遺物と現場で記録した図面や写真とともに、場所を安土城考古博物館内にある調査整理課に移して、整理調査を現在すすめて…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第179回 松原内湖の船着き場
彦根市 2014年7月30日かつて、琵琶湖には東国や北陸からの物資を京都に運ぶ天然の運河としての役割がありました。琵琶湖水運は日本の物流のなかで大きな位置を占めていたのです。ただし、琵琶湖は閉塞水域であって、海との行き来がないた…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品137 猫はいつから?!-膳所城下町の猫-
大津市 2014年7月23日展示ケースの中の薄茶色の猫と目が合いました。関ヶ原の合戦後に徳川家康が築いた膳所城の城下町跡(大津市)からみつかった土製の猫で、半身が欠けているものの、おそらく脚を揃えて座った姿は、全長15㎝、高さ1…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.135 古くて、新しい土器?―津田江湖底遺跡出土縄文土器
草津市 2014年6月25日津田江湖底遺跡は、現在の滋賀県立琵琶湖博物館がある烏丸半島の南側、草津市下寺町に位置する湖底遺跡です。今回は、その発掘調査の際に、「入れ子」状態で見つかった縄文土器を紹介します。 調査報告によれば、倒…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.133 謎の逸品-双環柄頭短剣鋳型-
高島市 2014年5月28日すでに逸品のコーナーで2度取り上げられた上御殿遺跡は、県内でも有数の「謎の遺物」が出土する遺跡です。とりわけ、No.126で取り上げた謎の墨書土器が出土した昔の川跡はこうした謎の遺物が満載です。なぜ、…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.131 またしてもライフワークになってしまうのか!? ―北山古墳の短甲―
長浜市 2014年4月30日北山古墳は、長浜市(旧虎姫町)の虎御前山(とらごぜやま)の中腹にある古墳です。平成8年、虎御前山にある教育キャンプ場を整備するために発掘調査を行いました。虎御前山には未調査の古墳群が数多くあるとともに…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.128 動く土器・まねる土器-草津市烏丸崎遺跡出土の弥生時代前期の土器-
草津市 2014年3月19日タイトルを見て、「土器が勝手に動くの! ましてやまねるって何?」と思われるかもしれませんが、動くんです。そして、まねるんです。その真意を、烏丸崎遺跡から出土した弥生時代前期の土器でお話ししましょう。 …
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.126 謎の墨書土器-高島市上御殿遺跡出土-
高島市 2014年2月19日発掘調査で出土する遺物に、文字や記号などが墨で記された墨書土器と呼ばれるものがあります。どの遺跡からも出土するものではなく、官衙や寺院といった性格の遺跡などに多い傾向が知られています。滋賀県内の遺跡で…
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