考古資料
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.109 平安時代の滋賀県の名産品-春日北遺跡出土緑釉陶器-
甲賀市 2013年6月5日滋賀県の名産品といえば何を思い浮かべますか? すぐに頭に浮かぶのは、狸の置物で有名な信楽焼ではないでしょうか。しかし、この信楽焼が名産品として名を馳せるのは江戸時代以降で、狸にいたっては昭和期になって…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.107 関津遺跡出土の角錐状石器
大津市 2013年5月8日今回ご紹介する角錐状石器は、田上山系北麓に瀬田川が接する地点、大津市関津1~3丁目に所在する関津遺跡の発掘調査で出土しました。この石器は、後期旧石器時代に使われたものですが、滋賀県内では初めて出土しま…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.106 男性のシンボルを持つ木偶
野洲市 2013年4月24日野洲市旧中主町の湯ノ部遺跡からは、1991年の発掘調査で4体の木偶が見つかっています。木偶とは木で作った人形(ひとがた)のことで、弥生時代のお墓などから出土することが多いようです。 湯ノ部遺跡の木偶は…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.105 草津市中畑遺跡のガラスルツボ
草津市 2013年4月10日草津市矢倉1丁目に所在する中畑(なかはた)遺跡は、草津川放水路(新草津川)の建設に伴って発掘調査が行われ、奈良・平安時代の建物や井戸などが数多く発見されました。建物には大型で立派な構造のものもあり、遺…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第141回 石の国・近江 -近江八幡市安養寺町の石造五重塔-
近江八幡市 2013年2月27日(近江八幡市安養寺町) 十数年前に当協会に就職して最初に発掘調査を担当した現場が、近江八幡市安養寺町にある辻野遺跡でした。就職前は学生でしたから、それまでは発掘現場といっても途中から参加したり途中で抜…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.101 天下の「バッタモン」-北谷11号墳出土「鍬形石」-
草津市 2013年2月4日「バッタモン」と言う言葉をご存じですか? 「超安売り品」「正規ルートでない品」などを意味する隠語です。大阪では「パッチモン」とも言います。ようするに、ちょっと買うのをためらうような胡散臭い商品です。今…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.100 祝100回!! -鴨稲荷山古墳出土 金銅製飾履レプリカ-
近江八幡市 2013年1月28日「炸裂!16文キック!」 偉大なる格闘家であらせられるジャイアント馬場さん、その必殺技にテレビ(もちろん白黒)の前の私は熱狂の時を過ごしました。そして、兵器とも言い得る16文(16×2.4=38.4㎝…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第135回 千々の松原-松原水泳場-
彦根市 2013年1月9日(彦根市松原町) 千々(ちぢ)の松原は、彦根市が市民に公募して平成7年に選定された新名所琵琶湖八景の1つです。新名所琵琶湖八景にはこのほかに、彦根城、夢京橋キャッスルロード、芹川堤けやきみち、荒神山、…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.98 びわ湖の底に貝塚発見!? -藤岡謙二郎採集資料-
大津市 2013年1月7日今から数千年前の縄文時代の貝塚が、今も琵琶湖の底に眠っていることをご存じでしょうか? 現在「粟津湖底遺跡」、あるいは「粟津貝塚」の名前で、淡水産の貝塚としては世界でも有数の規模を誇る、世界的にも知られ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第133回 西浅井 道の駅 あぢかまの里
長浜市 2012年12月19日(長浜市西浅井町塩津浜) みなさんもドライブの途中でよくお世話になる道の駅。地域毎にさまざまな特色があり、立ち寄るのは楽しいものです。今回は、長浜市西浅井町塩津浜にある道の駅、「塩津海道あぢかまの里」…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第125回 二上山産凝灰岩の石棺と豪華な副葬品―鴨稲荷山古墳―
高島市 2012年10月24日(高島市鴨) 琵琶湖に注ぐ鴨川の中流南岸に滋賀県指定史跡鴨稲荷山古墳があります。明治35年(1902)にすぐ東側を通る県道の改良工事の際に発見された6世紀前半の古墳で、この時に石棺や馬具、金製耳飾など…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第122回 「びわ湖」と向き合う大貝塚 -石山貝塚その2-
大津市 2012年10月3日大津市石山寺1丁目 今回は第10回でご紹介した石山貝塚の続編です。もう少し詳しく、この貝塚の様子をみながら、「びわ湖」と人々との関わりについて考えてみましょう。 石山貝塚は、びわ湖の南端、瀬田川の河口…
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