石造物
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第81回 文字か絵画か? -安閑神社の神代文字碑-
高島市 2011年12月21日高島市安曇川町三尾里 かつて一部の人々によって日本に漢字が伝来する以前に既に文字が使用されていたとする説がありました。これらの文字は「神代文字(かみよもじ・じんだいもじ)」と呼ばれています。高島市安曇…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第77回 地域に残る近代の足跡-「皇紀二千六百年」記念燈籠
東近江市 2011年11月23日東近江市上平木 タイトルに挙げた「皇紀二千六百年」、60代以上の方はすぐに意味の分かるかもしれませんが、若い人はピンと来ないかもしれません。 昭和15(1940)年が神武天皇の即位から2600年に当た…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第67回 竹生島への道しるべ-長浜市曽根町所在の道標-
長浜市 2011年9月14日滋賀県長浜市曽根町 琵琶湖の北湖に浮かぶ竹生島は、西国三十番観音霊場として知られる宝厳寺(真言宗)があります。また、竹生島の弁財天は宮島、江ノ島とならぶ弁財天三霊場として知られています。そしてこの竹生…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第65回 湖北の王の棺-尾上の石棺-
多賀町 2011年8月31日長浜市湖北町尾上 古墳時代の石棺と言えば、大阪府と奈良県境にある二上山の白石や兵庫県の竜山石など、凝灰岩製の石棺が有名です。 一般的に花崗岩は凝灰岩と比べて硬質で、例外的な事例を除いて古墳時代の棺とし…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.53 県内最古の人工遺物に思いを馳せて―瀬田川川底出土の「ナイフ形石器」
大津市 2011年5月16日大津市螢谷の瀬田川の川床から旧石器時代の石器が出土しています。蛍谷遺跡と呼ばれています。この石器は「ナイフ形石器」と呼ばれる約2万数千年前の後期旧石器時代の遺物で、滋賀県内でこれまでに見つかっている最…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.48 埋もれていた近代化遺産 ―松原内湖遺跡出土「テ」と刻まれた標石
彦根市 2011年3月7日それは予期せぬ発見でした。平成19年(2007)9月下旬、彦根市松原町にある松原内湖遺跡の発掘調査で、1本の標石が見つかりました。 旧内湖に面する丘陵上の表土や崩落土を全面にわたって削り落とし、地山(…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第35回 古代の石工の失敗作?-国分のへそ石-
大津市 2011年2月2日大津市国分2丁目 大津市国分2丁目の国分団地内に「へそ石」と呼ばれる奇妙な石造品があります。 なかば土に埋もれていますが、直径1.5mの円形の平坦面が削り出され、その中央に出べそのような丸い突起がつく…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第30回 三雲城と八条岩
湖南市 2010年12月29日湖南市吉永 三雲城は、近江守護佐々木六角氏の家臣である三雲氏の居城として知られています。近年、巨大な石材を用いた虎口(城の石垣)を始め、主郭前面に大きな石垣があることで注目されている城郭です。 一般的…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第29回 忘れ去られた史跡 「明治天皇聖蹟」-長浜・慶雲館-
長浜市 2010年12月22日長浜市港町 滋賀県には琵琶湖を取り囲むようにして、東海道・中山道・北国街道・西近江路などといった街道が静かな佇まいとともに残っています。街道は、近年の歴史ブームとも相俟って多くの方々が歴史を追体験する…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第28回 「安土城址」標石-近代の安土城跡整備と徳富蘇峰-
近江八幡市 2010年12月15日近江八幡市安土町下豊浦 特別史跡安土城跡の入口に立つ「安土城址」という標石は、そのユーモラスで独特な文字が人の気を引くのか、誰の筆跡かを尋ねる電話が時おり安土城 考古博物館にかかってきます。答は徳富蘇…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第27回 穴太積み-里坊を彩る-
大津市 2010年12月8日大津市坂本 大津は多種多様な歴史と文化財息づく町です。世界文化遺産の比叡山延暦寺に代表される仏教文化都市、天智天皇が遷都し、藤原仲麻呂(恵美押勝)が宮をつくった古代の首都、湖上に築城された坂本城や大津…
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