遺跡
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第63回 小槻大社と栗東の首長墓
栗東市 2011年8月17日栗東市下戸山 栗東市下戸山に所在する小槻大社は『延喜式』に記載された式内社で、古代に創建されたことがわかる古社です。室町時代に建造された一間社流造、檜皮葺の本殿は国の重要文化財に指定されています。また…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第62回 琵琶湖第一疏水大津閘門
大津市 2011年8月10日大津市観音寺 京阪石坂線の三井寺駅を降りて、目の前に見える琵琶湖第一疏水(以後「琵琶湖疏水」と記します)沿いの道に沿って山側へ歩くと、交差点の向こうに鉄の門扉を持つ煉瓦や石で構築された「大津閘門(おお…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.59 Bigな住居は何のため!? -相谷熊原遺跡の竪穴建物
東近江市 2011年8月8日滋賀県埋蔵文化財センターでは夏休みの期間中、『体感!夏休み発掘速報2011』が開催されています。昨年度に県内の発掘調査現場で出土した考古遺物や遺跡の説明がわかりやすく展示されています。夏休みの自由研究…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第58回 歴史を踏みしめる-瀬田唐橋 その2
大津市 2011年7月13日大津市瀬田 ◇唐橋を渡る 「もう一度、歩いて唐橋を渡ってみたい」 私が初めて唐橋を歩いて渡ったのは、21歳の学生の頃でした。国鉄(現JR)石山駅から、生まれて初めての発掘調査現場、堂ノ上遺跡へ、アルバ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第56回 新たな道が通じたとき―廃村・茨川の盛衰―
東近江市 2011年6月29日東近江市永源寺町 2011年3月26日、東近江市永源寺町と三重県いなべ市を結ぶ、石榑(いしぐれ)トンネルが開通しました。滋賀と三重を隔てる急峻な鈴鹿山地を貫く、総延長4,158mの長大なトンネルが完成…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第55回 琵琶湖の聖なる島-沖島
近江八幡市 2011年6月22日近江八幡市沖島町 沖島は、琵琶湖に浮かぶ周囲約12㎞の島で、住所は近江八幡市沖島町になります。琵琶湖で唯一、人が定住している島として知られていますが、実は、淡水の湖で人が暮らしている島というのは、世界…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第53回 秀次の夢の跡-八幡山城跡-
近江八幡市 2011年6月8日近江八幡市宮内町 八幡山城跡は、豊臣秀吉の甥の豊臣秀次によって、天正13年(1585)年に、八幡山(鶴翼山:かくよくざん)に築かれたお城です。山上には本丸を中心としたお城が築かれ、南側の山麓には秀次の…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第52回 いにしえの水にまつわるお話-石樋と御澤神社-
東近江市 2011年6月1日東近江市上平木町 近江と伊勢・美濃を結んだ八風街道(はっぷうかいどう:現在の国道422号)を近江八幡市から旧八日市へ向かい、近江鉄道平田駅の手前の線路を渡る市道に入ると広大な田園地帯が見えてきます。 …
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第48回 2万5千年の歴史をもつ集落-関津-
大津市 2011年5月4日大津市関津 琵琶湖から流れ出で、宇治川、淀川と名前を変えながら大阪湾に通じる瀬田川、関津はこの瀬田川の東岸に位置します。 関津の東には田上平野とも称される水田地帯がひろがっています。田上(たなかみ)平…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第45回 名所に囲まれた湖底の縄文遺跡―粟津湖底遺跡とその周辺
大津市 2011年4月13日大津市粟津 ご好評いただいている「近江新名所図絵」。平成22年度のフィナーレを飾るのは、近江随一の名所に囲まれた縄文遺跡――粟津湖底遺跡です。 粟津湖底遺跡の始まりは、約10,000年前の縄文時代早…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第43回 矢橋の帰帆と矢橋道
大津市 2011年3月30日草津市矢橋 「瀬田へ回れば三里の回り ござれ矢橋の舟に乗ろ」と江戸時代に謡われた矢橋(やばせ)は、歌川広重の近江八景に描かれた「矢橋帰帆」の港です。 矢橋の地は「近江のや 矢橋の小竹を 矢はがずて ま…
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