遺跡
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第420回 大溝城下町ぶらり旅―高島市勝野―
高島市 2024年4月26日今回は春~初夏の町歩きにぴったりな散策スポットをご紹介したいと思います。JR湖西線近江高島駅の周辺には、かつて大溝城とその城下町が形成されていました。既に大溝城や城下町、周辺の見どころなどは、第66…
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調査員の履歴書
『インタビュー/調査員の履歴書』№22「川の中の古墳を掘る!ー江頭南遺跡の調査①」
近江八幡市 2024年4月17日Q.お名前と所属部署名を教えてください A.重田勉と申します。調査課におります。 Q.現在はどんな仕事を担当されていますか。 A.発掘調査です。 Q.重田さんはちょっと変わった発掘調査を経験されている…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第410回 足元に広がる弥生時代―守山市伊勢遺跡―
守山市 2023年12月27日守山市には、全国的に著名な弥生時代の遺跡が3つ所在しています。 一つは服部(はっとり)遺跡です。服部遺跡は守山市服部町で、昭和49年(1974年)に始まった野洲川改修工事の最中に発見された遺跡です…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第409回 日向山と新たに見つかった古墳群―栗東市六地蔵遺跡―
栗東市 2023年12月20日栗東市の北東部に所在する日向山(にっこうやま)は標高222.9mの小高い山です。それほど高さはないものの、平野に面して立地することから遠くからでもその姿を眺めることができます(写真1)。 この山の…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品№363 叩いてごめん。―粟津湖底遺跡出土・縄文の<白いお椀>―
大津市 2023年11月15日今回ご紹介する逸品は、大津市粟津湖底遺跡第3貝塚から出土した縄文時代の「白いお椀」です。粟津湖底遺跡とは、琵琶湖南端の水面下に眠る湖底遺跡で、第3貝塚とはそこで見つかった縄文時代中期初頭(およそ5,…
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調査員の履歴書
『インタビュー/調査員の履歴書』№20「発掘調査で身の危険を感じながらも、琵琶湖の恵みを感じた件―塩津港遺跡の発掘調査と平成30年7月豪雨―」
長浜市 2023年11月1日Q.お名前と所属をどうぞ。 A.重田勉です。調査課で発掘調査を担当しています。 Q. 前回はこの仕事に就いたきっかけを語っていただきました(履歴書№4)。今回は、今までの発掘調査の仕事の中で経験したエ…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第402回 比良山系最北端の有力山寺―高島市太山寺跡―
高島市 2023年9月20日私がプライベートでの調査・研究フィールドのひとつとしているのが、琵琶湖西部にそびえる比良山系です。比良山系は大津市北部(旧志賀町域)から北に向かって琵琶湖沿いに細長く延びる山容で、主稜線の北側は高島…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第400回 その登りやすさは地元の方の努力の賜物―椿山古墳―
栗東市 2023年8月30日滋賀県の3大古墳といえば、順に近江八幡市の安土瓢箪山古墳(全長134m)、彦根市の荒神山古墳(全長124m)、そして大津市の膳所茶臼山古墳(122m)ですが、では県内4番目の古墳は?と聞かれてピンと…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第396回 前方後円墳を2基も含む湖西地域の大古墳群―春日山古墳群―
大津市 2023年7月5日琵琶湖の北湖と南湖の境に架かる琵琶湖大橋の西側には、堅田(かたた)平野が広がっています。この平野を東側に望む堅田丘陵には、いくつかの古墳群が分布しています。そのうちのひとつである春日山(かすがやま)…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第395回 『信長公記』に三度登場する城―田中城跡―
高島市 2023年6月21日私が執筆した新近江名所図会の記事を改めて振り返ってみますと、ほとんどが山のほうにある名所・スポットをご紹介していたようです。では、今回もブレずに山のほうにある名所を推していきたいと思います。 鎌倉…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第393回 日本最古級の梵鐘鋳造遺構―草津市木瓜原遺跡―
草津市 2023年6月7日現在、立命館大学びわこ・くさつキャンパスがある場所(草津市野路1丁目)は、7世紀末~8世紀初頭頃に製鉄・製陶(須恵器(すえき)・土師器(はじき))・梵鐘(ぼんしょう)の鋳造(ちゅうぞう)をおこなって…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第389回 安土城より古い石垣―観音寺城跡 伝御屋形の石垣―
近江八幡市 2023年4月5日戦国時代、京都を追われた足利将軍家を保護するなど中央政界に確固たる地位を築いた近江守護の六角定頼(さだより)が天文21年(1552)に没すると、嫡男である義賢(よしかた)が家督を継ぎます。義賢もまた、…
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