寺社仏閣・近代建築
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第380回 中世の趣き漂う建物群―甲賀町油日神社―
甲賀市 2022年5月18日甲賀市甲賀町に所在する油日岳の麓に、甲賀郡の総社と言われる油日(あぶらひ)神社が鎮座しています。 創建は『近江輿地志略(おうみよちしりゃく)』巻五十三(1734年)などに聖徳太子創建という伝承がありま…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第379回 お寺の境内にある小山は実は古墳だった―野洲市久野部1号墳―
野洲市 2022年5月11日今回紹介するのは、新近江名所圖会第316回で紹介した円光寺の境内にある古墳です。 円光寺は天台真盛(しんせい)宗に属する寺院で、宝永4年(1707)に成立した近江湖辺三十三所の第三十二番札所となってい…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第372回 ”校舎”から”図書館”へ、まちの想いが姿を変えた―旧甲良東小学校―
甲良町 2022年3月2日わたしが子供のころに通っていた小学校といえば、どの校舎も鉄筋コンクリートの壁に白色やベージュ色が塗られて、少し無骨でシンプルなたたずまいをしているものがほとんどでした。それがいまや、校舎も個性が求めら…
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新近江名所圖會 第366回 安土城と同年代の神社建築―近江八幡市安土町・奥石神社―
近江八幡市 2021年12月15日歴史好きのかたの中でも戦国時代や安土桃山時代は特に人気の高い時代かと思います。私もその一人で、休みの日にはお城めぐりなどをすることもあります。 ただ、お城めぐりはもちろん楽しいのですが、安土桃山時代以…
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新近江名所圖會 第365回 鈴鹿峠越えの安全を祈る-甲賀市土山町・田村神社-
甲賀市 2021年12月8日東海道の難所のひとつである鈴鹿峠。そのたもとで古来より旅人が交通安全を祈願した田村神社があります。御祭神として平安時代の征夷大将軍として高名な坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)(758~811)、…
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新近江名所圖會 第363回 山間の田んぼの中に黒い物体が・・・―檜尾神社の黒鳥居―
甲賀市 2021年11月10日三重県伊賀市と滋賀県甲賀市甲南(こうなん)町のあたりは、小さな丘陵の谷間を縦横無尽に通る道がたくさんあり、自転車やオートバイでお散歩するのがとても楽しいところです。どこが県境か分かり難く、気が付けば三…
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新近江名所圖會 第362回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(後編)
大津市 2021年11月3日前回の第361回では神社の沿革、心地よい境内の雰囲気をご紹介しましたが、今回は細かな観察による、おすすめポイントの紹介です。 ◆おすすめポイント ■二つの社号票 境内の正面口は、社地の北に接している東…
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新近江名所圖會 第361回 巨木が見守る湖岸の古社―大津市石坐神社(前編)
大津市 2021年10月27日石坐(いわい)神社は大津市西の庄に所在する神社です。大津市南部の市街地の中―なにを隠そう、当方の住まいのすぐ近所にあります。市街地であるものの、榎の巨木が繁茂する境内はいつも美しく掃き清められて、個…
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新近江名所圖會 第360回 大戸川沿いの不思議な石積み―大津市牧―
大津市 2021年10月20日コロナウイルスの蔓延で、現地取材に行く機会が難しくなっています。そこで、今回は過去に撮影した画像を紹介します。 平成25年の夏頃、大津市上田上牧(かみたなかみまき)の大戸川(だいどがわ)沿いを走ってい…
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新近江名所圖會 第358回 辻村鋳物師の絆のあかし―栗東市辻、井口天神社の銅製鳥居―
栗東市 2021年10月6日今回の名所図会では、滋賀県内では類例の少ない銅製の鳥居を御紹介してみようと思います。 かつて近江には、今回御紹介する栗東市辻をはじめ、東近江市長町(おさちょう)・同市五個荘三俣(ごかしょうみつまた)町…
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新近江名所圖會 第356回 道路に残る膳所城の名残り―大津市膳所城勢田口
大津市 2021年9月22日大津市膳所にあった膳所城は、関ヶ原合戦に勝利した徳川氏が、諸大名に命じて築かせた「天下普請(てんかぶしん)」第一号の城郭です。しかし、明治時代の初期に取り壊されたため、現地へ出かけてもその姿がわからな…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第355回 やっと拝観できた山上の本堂―近江八幡市桑實寺
近江八幡市 2021年9月8日近江八幡市安土町にある滋賀県立安土城考古博物館に通勤するようになって、1年と4か月。しかしその間、JR琵琶湖線安土駅と博物館を自転車で往復するばかりで、安土町内の史跡・名所をまったく見られていないこと…
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