寺社仏閣・近代建築
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新近江名所図会
新近江名所圖會第239回 河川合流点のほとりの小さな神社-高島市鴨・志呂志神社
高島市 2016年12月7日高島市南部の大きな川鴨川とその北を流れる八田川が合流する地点のすぐ南側に小さな森があります。この森の中には神社があります。神社の名前は志呂志(しろし)神社といいます。すぐ南には高島市唯一の前方後円墳と…
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新近江名所図会
新名所圖會第229回 小野氏ゆかりの古墳と神社
大津市 2016年7月20日小野氏とは 古代豪族小野氏は、近江国の南西部に位置する滋賀郡の北部、堅田付近を中心とした地域に勢力を広げていました。『新選姓氏録』等の文献によれば、旧滋賀郡には淡海臣(近江臣)・近淡海国造・和邇部臣・…
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新近江名所図会
新近江名所圖會第226回 逃げる信長・追う長政「金ヶ崎の退口」Ⅴー宇佐山城
大津市 その他 2016年6月8日【前回(225回)の続き、信長の逃避行の5回目です。なんとか朽木谷を抜け、花折峠を越え、迫り来る長政への迎撃を誓う信長。長きにわたり近江の地が戦場となる前夜の話。】 元亀元年(1570)5月、織田信長…
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新近江名所図会
新近江名所図會第225回 逃げる信長・追う長政「金ヶ崎の退口」の道 Ⅳ -葛川明王院と花折峠
大津市 2016年5月25日【前回(223回)の続きです。長政の追撃から逃げる信長。朽木氏の協力を得て朽木街道へ無事入ることができました。信長の越前からの逃避行の4回目です。】 元亀元年(1570)4月、朽木元綱の助力によりここ…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第172回蜜柑の贈り物-安土城考古博物館蔵「六角承禎書状」
2015年12月9日現在も、お中元やお歳暮といった年中行事で、あるいは人の誕生や成人・婚姻などの祝儀やお見舞い等のさいに、人から人へ贈り物が受け渡されます。それらの多くは、社会のなかで、人と人とが円滑な関係を結ぶための機…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品第164回 塩津神社の石燈籠
長浜市 2015年8月19日琵琶湖の一番北の集落、塩津は北陸から都(京都)に送る物資を琵琶湖の水運に乗せるための「港まち」として栄えていました。その繁栄ぶりは、近年の発掘調査によって次々と明らかになり、注目されているところです。…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第199回 ご本尊秘仏14年ぶりにご開帳!-湖南市 岩根山善水寺-
湖南市 2015年5月13日旧甲西町岩根(現在の湖南市岩根)に位置する善水寺は、旧石部町(現在の湖南市)の長寿寺・常楽寺とともに、「湖南三山」として古くから知られる天台寺院です(写真1)。その縁起は奈良時代に遡るとされ、和銅年間…
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新近江名所図会
近江名所圖会 第197回 菅山寺を訪ねる―長浜市余呉町坂口
長浜市 余呉町 2015年4月15日旧北国街道を行く JR北陸本線木之本駅を降りて東へ400約m歩くと、旧北国街道と旧北国脇往還の合流地点に出ます。北国脇往還は、賤ヶ岳の戦いのさいに豊臣秀吉(当時は羽柴秀吉)が岐阜からこの道を通って一気…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第195回 点と点を結ぶ -大津市南比良の樹下神社・天満神社-
大津市 2015年3月18日武奈ヶ岳(標高1214m)や蓬莱山(標高1174m)をはじめとする1000m級の山が連なる比良山系は、古くから畿内を取り巻く清浄な山々の中であり、修験にふさわしい霊山とされていました。承和3年(836…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-
東近江市 2014年12月3日釈迦山百済寺は、金剛輪寺・西明寺とともに湖東三山の一つに数えられる天台宗の寺院です。寺伝によると,その創建は推古14年(606)と伝えられており、中世末頃の寺域は東谷・西谷・南谷・北谷の尾根筋ごとに僧…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景
近江八幡市 2014年11月19日(近江八幡市新町界隈) 現在では、ほとんど聞くことがなくなりましたが、「うだつを上げる。うだつが上がらない」という言葉があります。 この「うだつ」とはいったい何なんでしょうか。漢字では、「梲」とか「卯…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-
大津市 2014年11月5日672年に勃発した壬申の乱は、日本古代史上最大の争乱としてよく知られています。いうまでもなく、大津宮を造営した天智天皇の没後、太政大臣であった息子の大友皇子と、吉野へと出家していた弟の大海人皇子の間に…
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