寺社仏閣・近代建築
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第195回 点と点を結ぶ -大津市南比良の樹下神社・天満神社-
大津市 2015年3月18日武奈ヶ岳(標高1214m)や蓬莱山(標高1174m)をはじめとする1000m級の山が連なる比良山系は、古くから畿内を取り巻く清浄な山々の中であり、修験にふさわしい霊山とされていました。承和3年(836…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-
東近江市 2014年12月3日釈迦山百済寺は、金剛輪寺・西明寺とともに湖東三山の一つに数えられる天台宗の寺院です。寺伝によると,その創建は推古14年(606)と伝えられており、中世末頃の寺域は東谷・西谷・南谷・北谷の尾根筋ごとに僧…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景
近江八幡市 2014年11月19日(近江八幡市新町界隈) 現在では、ほとんど聞くことがなくなりましたが、「うだつを上げる。うだつが上がらない」という言葉があります。 この「うだつ」とはいったい何なんでしょうか。漢字では、「梲」とか「卯…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-
大津市 2014年11月5日672年に勃発した壬申の乱は、日本古代史上最大の争乱としてよく知られています。いうまでもなく、大津宮を造営した天智天皇の没後、太政大臣であった息子の大友皇子と、吉野へと出家していた弟の大海人皇子の間に…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第178回 ひっそりと佇むかくれ里-教林坊
近江八幡市 2014年7月16日(近江八幡市安土町石寺1145) 「私が興味をひいたのは・・・(中略)いきなり山へつづく急勾配に作ってあり、よく見ると、それは古墳を利用してあるのだった。横の方に、羨道も現れている。その石室の巨大な蓋…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第177回 仏教の聖地のルーツ-大津市坂本廃寺-
大津市 2014年7月2日「近江は仏教の聖地である。」などと書き出せば、「比叡山のことネ!」とか、「白洲正子も絶賛した湖北の観音像でしょ?」と、早とちりされる方も多いのではないでしょうか。もちろん、そうした数多くの仏教文化を否…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第176回 クリンソウが咲く鶏足寺跡
長浜市 2014年6月18日鶏足寺(けいそくじ)跡は、長浜市木之本町古橋の山岳信仰の霊地であった己高山(こだかみやま)(標高923m)の山中に所在します。この山中には古代から中世に数か寺の山岳寺院が栄えていました。伝承によれば奈…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第174回 八幡掘とその界隈
近江八幡市 2014年5月21日第53回「秀次の夢の跡―八幡山城―」で少しふれましたが、八幡堀は天正13年(1585年)に豊臣秀吉の甥の豊臣秀次によって築かれた八幡山城の内堀です。開削当初から両側が琵琶湖とつながり、外的の侵入から城…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第167回 椿神社・御館前遺跡
近江八幡市 2014年1月29日(近江八幡市千僧供町) 今回は、第72回で紹介した「生命の泉-明神池-」のおすすめPointで取り上げた椿神社にスポットをあてます。社伝によると、椿神社は長和5年(1016)に大津市坂本にある日吉山王…
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新近江名所圖会 第164回 山の中につくられた謎多き寺院 -長法寺跡-
高島市 2013年12月11日(高島市高島町鵜川) 滋賀県は周囲を山々に囲まれ、山に登れば眼前に琵琶湖を見渡すことができます。山の中には、滝や湧水のあるところなど、神聖な雰囲気が漂う場所があります。こうした「聖地」ともいうべき場所…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第163回 湖北に浮かぶ神秘の島・竹生島その2 -弁才天の聖地-
長浜市 2013年11月27日(長浜市早崎町) 江北の琵琶湖面に神秘的な姿を写す竹生島は、長浜市早崎の地先5km程の地点に浮かぶ周囲約2kmの小島で、琵琶湖観光のスポットとして多くの人々を魅了しています。また、各種文化財にも恵まれ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第158回 木地師の村 その2
東近江市 2013年9月18日(東近江市君ヶ畑町) 東近江市の奥永源寺小椋谷は木地師の村。前回は蛭谷の筒井神社の紹介をしました。今回はその続き。 まず、筒井神社の旧跡の筒井千軒に行ってみましょう。筒井神社から登るとすぐに道は二手に…
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