大津市
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第54回 天台の修行の地-葛川明王院
大津市 2011年6月15日大津市葛川坊村町 明王院は、大津市域北端、葛川地区、安曇川上流の渓谷に立地する天台宗の寺院です。とにかく遠く、堅田からバスに揺られること小1時間でようやく到着します。 明王院は、息障明王院(そくしょう…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.53 県内最古の人工遺物に思いを馳せて―瀬田川川底出土の「ナイフ形石器」
大津市 2011年5月16日大津市螢谷の瀬田川の川床から旧石器時代の石器が出土しています。蛍谷遺跡と呼ばれています。この石器は「ナイフ形石器」と呼ばれる約2万数千年前の後期旧石器時代の遺物で、滋賀県内でこれまでに見つかっている最…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第48回 2万5千年の歴史をもつ集落-関津-
大津市 2011年5月4日大津市関津 琵琶湖から流れ出で、宇治川、淀川と名前を変えながら大阪湾に通じる瀬田川、関津はこの瀬田川の東岸に位置します。 関津の東には田上平野とも称される水田地帯がひろがっています。田上(たなかみ)平…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第45回 名所に囲まれた湖底の縄文遺跡―粟津湖底遺跡とその周辺
大津市 2011年4月13日大津市粟津 ご好評いただいている「近江新名所図絵」。平成22年度のフィナーレを飾るのは、近江随一の名所に囲まれた縄文遺跡――粟津湖底遺跡です。 粟津湖底遺跡の始まりは、約10,000年前の縄文時代早…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第43回 矢橋の帰帆と矢橋道
大津市 2011年3月30日草津市矢橋 「瀬田へ回れば三里の回り ござれ矢橋の舟に乗ろ」と江戸時代に謡われた矢橋(やばせ)は、歌川広重の近江八景に描かれた「矢橋帰帆」の港です。 矢橋の地は「近江のや 矢橋の小竹を 矢はがずて ま…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第42回 大ムカデ退治、今に!-瀬田の唐橋-
大津市 2011年3月23日大津市瀬田 琵琶湖から注ぎ出る唯一の川、瀬田川にかかる橋のひとつが唐橋です。 唐橋がかかる付近には、国道1号、名神高速道路、東海道新幹線、東海道本線(琵琶湖線)が通っており、京都方面に行くための主要な…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第35回 古代の石工の失敗作?-国分のへそ石-
大津市 2011年2月2日大津市国分2丁目 大津市国分2丁目の国分団地内に「へそ石」と呼ばれる奇妙な石造品があります。 なかば土に埋もれていますが、直径1.5mの円形の平坦面が削り出され、その中央に出べそのような丸い突起がつく…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第27回 穴太積み-里坊を彩る-
大津市 2010年12月8日大津市坂本 大津は多種多様な歴史と文化財息づく町です。世界文化遺産の比叡山延暦寺に代表される仏教文化都市、天智天皇が遷都し、藤原仲麻呂(恵美押勝)が宮をつくった古代の首都、湖上に築城された坂本城や大津…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第26回 ダンダ坊の落とし-僧兵達の夢の跡-
大津市 2010年12月1日大津市志賀町南比良 現在、161号(湖西)バイパスは工事の途中で、比良川を渡ってすぐのところが終点となっています。 ここから国道までの道は比良川沿いに一直線に琵琶湖に向かって下り降りる急坂となっていて…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第23回 源内峠遺跡-甦った古代の製鉄遺跡-
大津市 2010年11月10日大津市瀬田南大萱 源内峠遺跡は、瀬田丘陵のほぼ中央に位置する、大規模な古代の製鉄遺跡です。 大津市瀬田南部から草津市野路南部にかけては、標高130~160mほどのなだらかな丘陵が広がり、瀬田丘陵と呼ば…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第22回 百穴古墳群-渡来人の奥津城(おくつき)-
大津市 2010年11月4日大津市滋賀里エンマ堂 大津市の西部、比叡山の東麓一帯には、総数1,000基を越えるともいわれる古墳が密集しています。これら古墳お多くは、6世紀後半から7世紀前半(1550年~1450年前)に集中してつ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第20回 皇子山古墳-琵琶湖を望む王の墓-
大津市 2010年10月20日大津市錦織1丁目 JR大津京駅から北西の方向に広がる住宅街は、天智天皇の大津宮である錦織遺跡をはじめ数多くの遺跡が見つかっている地域です。そのようななかにある、ひときわこんもりと木々が茂る丘陵の上に、…
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