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調査員の履歴書

『インタビュー/調査員の履歴書』№6「総務担当にインタビュー!」

 読者の皆様、初めまして。総務担当歴5年の今野(こんの)と申します。
 今回は、私の同僚へのインタビューを通じて、総務課のお仕事を紹介します。

Q 総務課のお仕事を教えてください。
A 窓口業務である電話・来客対応のはじまり、発掘調査や施設管理業務等の経理・契約事務、職員の皆さんの給与等の事務、文化財保護資金等の貸付、予算編成や決算事務の総括など多岐に渡ります。総務担当職員は、現在4名と少人数ですが、日々電卓とパソコンと書類を駆使しながら働いています。

Q 仕事をする上で苦労されている(苦労された)ことはありますか?私は紙の書類が多くて、整理に苦労しています。。。

総務課の部屋の様子
総務課の部屋の様子

A 毎月の業務として、給与関係の作業や請求書の支払い手続きなどがあり、相棒の電卓で検算をしている時間が多いです。また、年度末から年度始め(3~5月)にかけては、精算や決算事務と新年度の契約等の業務が重なるため、ドタバタしています。この時期は毎年大変忙しいですが、担当職員同士、お互いに協力し合って、何とか乗り越えています。
公益法人に移行してから10年程が経過しましたが、当時は、移行の準備をしながら従来の仕事も並行して進めていかなければならなかったので、結構大変だったなあと思い出しています。でも、協会の歴史の1ページに関われたことがうれしかったです

Q 仕事をする上で心がけていることはありますか?
A 公益法人として適正に事業が実施できているかの確認を常に行うように心がけています。
また、総務課は内外に対しての窓口でもあるので、常にコミュニケーション(協調性)と相手への思いやりの気持ちを忘れないように心がけています。

Q 過去の面白いエピソードがあれば教えてください。
A インターネットがまだ普及していなかった頃のことですが、旅費の計算をする時に、地図の上に糸を引いて、長さを測って距離を割り出して計算をしていました。
 また、電話応対時に職員の名前を聞き間違えて、違う人に繋いでしまったり、物の名前も全く違っていた事もありました。例えば、塩津港(しおつこう)遺跡で「“しんぞう”が出た!」との電話連絡を受け、咄嗟に思い浮かんだのは「心臓」でした。実際は「神像」だったのですが…(笑)

Q 最後に読者の皆さんに一言お願いします。
A 総務の仕事は、経理事務等が主な仕事ですので、堅苦しいと思われがちですが、時には発掘調査現場へ視察に行ったり、昔は現場の測量の補助やガリかけ作業(※地面の表面を削って土の違いを見つける作業)などを体験させていただいたりもしました。先ほどの神像の発見の時は、タッパーに入った神像を担当職員さんに見せてもらってとても感動したことを懐かしく思い出します。
 読者の皆様にもこの感動を味わっていただきたいと思っていますので、発掘調査の現地説明会や展覧会等にぜひ足を運んでください。

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