投稿者: shigabunkazai
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第301回 江戸時代の旅行者の足跡をたどる―鳥居本宿―
彦根市 2019年9月26日江戸時代に整備された五街道のうち、江戸・日本橋と京・三条大橋を結んだ東海道と中山道は特に主要な街道として知られています。東海道については、「東海道五十三次」の呼称の通り、江戸から京都までの間に53の宿…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №268 古代の食器に何か飾りが!?
その他 2019年9月18日この記事をご覧の方々、もしお手元にお茶碗もしくは何かしらの器をお持ちであれば、その器の外面・内面を今一度眺めてください。ご覧になっている器には、きっと何かしらの模様が書かれていることでしょう。陶器、磁…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第300回 近江八幡市の身近な歴史体感スポット―八幡公園と桐原新橋の豊臣秀次像
近江八幡市 2019年9月10日近江八幡の歴史を考えるうえで、欠くことのできない人物の一人に豊臣秀次(1568~1595)がいます。豊臣秀次は、永禄11年(1568)に豊臣秀吉の姉・ともと木下弥助(のちの三好吉房)との間に生まれまし…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №267 「礎板」-いまに生きる古代人の知恵-
その他 2019年9月4日建物の柱を支える構造として「礎石」というものがあります。たとえば飛鳥時代の寺院では、土をつき固めて版築した基壇に穴を掘り礎石を据え、そこに柱を建てることで、重量のある瓦屋根を葺いた建物を支えました。同…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第299回 「嵐」で有名になった神社を訪ねてー栗東市大野神社
栗東市 2019年8月28日栗東市荒張にある、大野神社を訪ねてきました。大野神社は、アイドルグループ「嵐」のリーダーである大野智さんの苗字と同じ名前の神社だということで、全国からファンがたくさん訪れている神社です。 明治2年(1…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №266 ニホンカワウソの思い出―多賀町萱原の二丈坊―
その他 2019年8月21日勇犬小石丸伝説で知られる大滝神社を過ぎ、さらに犬上川を遡ると、萱原という集落に至ります。集落の入口のバス停に、巨大な険しい顔をした像が立っています。恰好からして僧侶のようですが、どうみても人間ではあり…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №265 麒麟がいた 大津市坂本所在 西教寺の麒麟
大津市 2019年8月14日2020年度のNHK大河ドラマの主人公は明智光秀だとか。タイトルは「麒麟がくる」だとか。麒麟とは中国の神話に現れる伝説上の霊獣で、獣類の長とされ、鳥類の長である鳳凰と対比されます。形は鹿に似て、顔は龍…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №264 長野遺跡の墨書土器
愛荘町 2019年8月7日毎年、滋賀県内のあちこちで発掘調査現場を担当しています。歴史を塗り替えるような世紀の大発見などとは縁遠いのですけれども、調査の現場では、地味ながらも、その地域の歴史を考える資料と最初に出会える機会をい…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第298回 焼けた鉄斧をつかむ鉄火裁判の記念碑 ー日野町雲迎寺ー
日野町 2019年7月31日鉄火裁判(火起請)をご存じでしょうか。中世から伝わる在地の裁判の一つです。鉄火裁判は争う双方が神前で、熱した鉄片や鉄斧を手に受け、無事につかみ取った者、ヤケドが少なかった者が勝者となる残酷な裁判です。…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №263 双曲線カラス口~平行線を引く道具
その他 2019年7月24日汗かきの私にとって、梅雨から夏にかけての季節は、製図に最も不適な時期でした。汗で製図紙を湿らせてしまうため、インクの乗りが悪くなるのです。 現在では、製図の世界でもデジタル化が進行し、パソコンにある製…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第297回 草津市下笠地区の歴史を辿る
草津市 2019年7月17日草津市は、南東部の丘陵地と北西部の琵琶湖岸に広がる沖積平野から成ります。市内の有名な史跡は国指定である草津宿本陣や近江国庁から連なる丘陵地上の野路小野山製鉄遺跡が有名です。今回は琵琶湖に面する市北西部…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №262 忙しい夏のちょっとした箸休めに… ―塩津港遺跡で出土した大量の“箸”―
長浜市 2019年7月10日みなさんが食事の際に、必ずと言っていいほど使う箸。今や「箸の国」といえば、日本と言われるまでに、わたしたち日本人の食の象徴となりました。 わたしたちが当たり前のように使っている箸が、平安時代の塩津港遺…
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