投稿者: shigabunkazai
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新近江名所図会
新近江名所図會第216回 逃げる信長・追う長政「金ヶ崎の退口」の道(1)―保坂の石票
長浜市 2016年1月20日元亀元年(1570)織田信長は義昭を将軍に据えると、全国の大名に対して上洛を促しますが、名だたる戦国大名達が素直に信長の命に従うわけがありません。そこで信長は、まず、義昭をないがしろにしたと因縁を付け…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第174回 未来の考古学者の力作展示-中学生の職場体験と一般公開のコラボレーション!
近江八幡市 2016年1月13日当協会の部署の1つに,滋賀県立安土城考古博物館内の整理調査課安土分室があります。今回,逸品として取り上げるのは,そこで生まれた〈力作展示〉です。 この分室の業務の柱は,県内の発掘調査で得た資料を発掘調…
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新近江名所図会
新近江名所圖絵 第215回 古代近江の製鉄所―野路小野山製鉄遺跡
草津市 2016年1月6日少なくとも、古代の近江国は、製鉄が盛んな「鉄の国」でした。県内各地には、古代の製鉄遺跡が確認されており、それらのいくつかは発掘調査が実施され、様相が分かってきています。今回は、そうした製鉄遺跡のなかか…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第173回 古墳時代の「甲冑」レプリカ-「復元品」に触れてみよう!
その他 2015年12月24日みなさんは、「レプリカ」ってご存じですか?あるいは「復元品」や「複製品」という言葉を見たり聞いたりしたことはありませんか?博物館の展示ケースの中に、本物そっくりの顔をして鎮座しつつも、それを紹介するキ…
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新近江名所図会
新近江名所図會 第214回 県内随一の優美さを誇る(と思っている)古墳―竜王町雨宮古墳
竜王町 2015年12月16日滋賀県内には,現在約900箇所で約4000基の古墳が確認されています。この中で,私が個人的に県内屈指の優美さを誇ると思っている―あくまで個人的な意見ですが―古墳をご紹介します。それは,竜王町岡屋にある…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第172回蜜柑の贈り物-安土城考古博物館蔵「六角承禎書状」
2015年12月9日現在も、お中元やお歳暮といった年中行事で、あるいは人の誕生や成人・婚姻などの祝儀やお見舞い等のさいに、人から人へ贈り物が受け渡されます。それらの多くは、社会のなかで、人と人とが円滑な関係を結ぶための機…
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新近江名所図会
新近江名所圖絵 第213回 旧東海道 追分界隈の車石
その他 2015年12月2日江戸時代、琵琶湖水運を利用して東国や北陸方面から大津に集積された物資は、馬の背や牛が牽引する荷車(牛車)に積み替えられ、東海道で逢坂山を越えて京都や大阪に運ばれました。 当時の東海道は、現在のようなア…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品第171回 木でつくられたハニワ-彦根市塚乞手古墳-
彦根市 2015年11月25日遺跡から出土する遺物のなかで、最も知られたもののひとつに埴輪があります。どのようなものかわざわざ説明をするほどもないほど、みなさんがそのもの自体をイメージできることと思います。あえて簡単に説明をさせて…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第212回 彦根藩主が愛でた風景 ―玄宮園・楽々園―(彦根市金亀町)
彦根市 2015年11月18日本コーナーには、滋賀県民が誇る国史跡彦根城(天守は国宝に指定)について、すでに3回にわたってご紹介しています(第92・101・180回)。今回は、少し視点を変えて、彦根城の一部であり、かつ北東すぐ近く…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品第170回 古代の人々が使った祭祀の道具②-馬形代
高島市 2015年11月11日形代(かたしろ)は、まつりのときに神の依代として使われるものです。高島市にある上御殿遺跡では、奈良時代から平安時代にかけて使用された木製の形代が数多く出土しています。このうち、人形代(ひとかたしろ)に…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第169回 最果てのハート形土偶 -小川原遺跡
甲良町 2015年10月30日平成3年(1991年)のとある昼間、今はなき湖東集中棟(出先の整理調査用プレハブ)で甲良町小川原(こがわら)遺跡から出土した大量の縄文土器を洗浄している時、作業に従事している調査補助員さんから「気持ち…
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