投稿者: shigabunkazai
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.126 謎の墨書土器-高島市上御殿遺跡出土-
高島市 2014年2月19日発掘調査で出土する遺物に、文字や記号などが墨で記された墨書土器と呼ばれるものがあります。どの遺跡からも出土するものではなく、官衙や寺院といった性格の遺跡などに多い傾向が知られています。滋賀県内の遺跡で…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第168回 天智天皇がのこした大津宮2-近江大津宮錦織遺跡-
大津市 2014年2月12日667年、天智天皇によって都は大津宮へと遷都されます。奈良時代の『万葉集』や平安時代の『扶桑略記』などの文献史料には大津宮の所在地を、旧滋賀郡の大津と呼ばれる範疇の中にあって唐崎の近くに所在し、天智天…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.125 土器に刻まれた初現期の文字資料-野洲市桜生7号墳出土刻書土器-
野洲市 2014年2月5日平成3年5月21日、雨。 雨で現場作業ができないため、4月から発掘調査を行っていた野洲市(当時は野洲郡野洲町)にある桜生(さくらばさま)古墳群の第7号墳から出土した土器に付いた土を洗い落とす作業してい…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第167回 椿神社・御館前遺跡
近江八幡市 2014年1月29日(近江八幡市千僧供町) 今回は、第72回で紹介した「生命の泉-明神池-」のおすすめPointで取り上げた椿神社にスポットをあてます。社伝によると、椿神社は長和5年(1016)に大津市坂本にある日吉山王…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.124 高所作業車
その他 2014年1月22日私たちが行っている埋蔵文化財の発掘調査では、図面や写真で遺跡の状況を記録します。今回は、写真撮影に威力を発揮する高所作業車を紹介します。 おすすめの逸品No.77では、ローリングタワーについて紹介して…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第166回 安土町の湧水
近江八幡市 2014年1月15日(近江八幡市安土町常楽寺) その土地の人々の暮らしや地域の歴史と個性とが凝縮された景観に対して保護と継承を図る「重要文化的景観」。滋賀県では、平成25年(2013)4月時点で「近江八幡の水郷」「高島市…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.123 何が入っていたんだろう?-古墳時代の曲物-
東近江市 2014年1月8日「曲物」と書いて皆さんはどう読みますか?「くせもの」ですか?「まげもの」ですか? 今回紹介するのは「くせもの」ではなく、もちろん「まげもの」の方です。 曲物とは、ヒノキやスギなどの薄い板を筒状に曲げて…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第165回 膳所城の忘れ形見―膳所城址と移築建物―
大津市 2013年12月25日(大津市本丸町) 昨年度に、大津市膳所城遺跡の発掘調査を担当しました。今回は、この発掘調査と、それとからめて膳所城の移築建物をご紹介しましょう。 膳所城は、大津市膳所の湖岸にあった江戸時代のお城です。…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.122 戦国時代の「磨石」―彦根市佐和山城跡出土―
彦根市 2013年12月18日磨石(すりいし)といいますと、私たちは通常、縄文時代の石器を思い浮かべます。手に持てる程度の大きさ・重さの扁平な楕円体をしていることが多く、下に置く板状の石皿とセットで、ドングリやトチノミなどの木の実…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第164回 山の中につくられた謎多き寺院 -長法寺跡-
高島市 2013年12月11日(高島市高島町鵜川) 滋賀県は周囲を山々に囲まれ、山に登れば眼前に琵琶湖を見渡すことができます。山の中には、滝や湧水のあるところなど、神聖な雰囲気が漂う場所があります。こうした「聖地」ともいうべき場所…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.121 消しゴムハンコと鏡
その他 2013年12月4日年賀状シーズンが近づいてきた今日この頃、「そろそろ準備を…」と思案している方も多いのではないでしょうか。最近は少し下火ですが、一時期「消しゴムハンコ」の年賀状が流行りました。私も去年から始めた1人です…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第163回 湖北に浮かぶ神秘の島・竹生島その2 -弁才天の聖地-
長浜市 2013年11月27日(長浜市早崎町) 江北の琵琶湖面に神秘的な姿を写す竹生島は、長浜市早崎の地先5km程の地点に浮かぶ周囲約2kmの小島で、琵琶湖観光のスポットとして多くの人々を魅了しています。また、各種文化財にも恵まれ…
続きを読む