中世
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第64回 紫式部も越えた深坂古道
長浜市 2011年8月24日長浜市西浅井町塩津・福井県敦賀市疋田 近代交通網が発達するまで、琵琶湖と日本海を結ぶ物資の輸送ルートの最短経路は長浜市西浅井町塩津から深坂峠を越え、敦賀を結ぶ塩津海道でした。古代、北陸の物資は敦賀に集…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.57 近江と大和を結ぶ土器-関津遺跡出土の大和型瓦器
大津市 2011年7月11日大津市関津遺跡では、大和型瓦器と呼称される器が多数出土しています。 瓦器とは、鎌倉時代を中心に平安時代後期から室町時代にかけて使用されたもので、器の表面を燻し焼きすることにより金属的な光沢感をもたせた…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第55回 琵琶湖の聖なる島-沖島
近江八幡市 2011年6月22日近江八幡市沖島町 沖島は、琵琶湖に浮かぶ周囲約12㎞の島で、住所は近江八幡市沖島町になります。琵琶湖で唯一、人が定住している島として知られていますが、実は、淡水の湖で人が暮らしている島というのは、世界…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第53回 秀次の夢の跡-八幡山城跡-
近江八幡市 2011年6月8日近江八幡市宮内町 八幡山城跡は、豊臣秀吉の甥の豊臣秀次によって、天正13年(1585)年に、八幡山(鶴翼山:かくよくざん)に築かれたお城です。山上には本丸を中心としたお城が築かれ、南側の山麓には秀次の…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第52回 いにしえの水にまつわるお話-石樋と御澤神社-
東近江市 2011年6月1日東近江市上平木町 近江と伊勢・美濃を結んだ八風街道(はっぷうかいどう:現在の国道422号)を近江八幡市から旧八日市へ向かい、近江鉄道平田駅の手前の線路を渡る市道に入ると広大な田園地帯が見えてきます。 …
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第51回 石田三成ゆかりの地-長浜市石田町
長浜市 2011年5月25日長浜市石田町 石田会館は石田三成出生地、長浜市石田町にある公民館です。石田家の屋敷跡地(南端)に位置しています。玄関前には石田一族の供養塔が建てられ、三成像もあります。また、建物の裏手には堀の跡も残さ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第46回 中世の薫り漂う湖辺の集落-菅浦-
長浜市 2011年4月20日長浜市西浅井町菅浦 琵琶湖北岸、葛籠尾崎半島の西側にある小湾に面した湖畔の平地から段丘上に立地する小さな集落、菅浦。 北側に山を背負い、北風が当たらず、琵琶湖の水温調節作用と相まって、冬が厳しい湖北地…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第40回 北近江を散策する-丸子船の館-
長浜市 2011年3月9日長浜市西浅井町大浦 かつては湖上交通の船や漁船でにぎわったという大浦は、いまは静かな港です。港や葛籠尾崎半島を望む湖岸には、ベンチや散策できるようなところもあり、渺々たる琵琶湖をのんびり満喫できるとこ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第38回 境目の城-佐和山城
彦根市 2011年2月23日彦根市佐和山 石田三成の城として有名な佐和山城跡は、中山道鳥居本宿と旧松原内湖に挟まれた小高い山に位置しています。 佐和山は犬上郡と坂田郡の境目に位置し、中山道が東麓を通り、北側に朝妻、西側に松原の港…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第33回 内湖の福の島-福之島弁財天
近江八幡市 2011年1月19日近江八幡市安土町下豊浦 安土城址のある安土山の北側には、昭和10年代まで琵琶湖の内湖が広がっていました。「広がっていました」と過去形なのは、戦時中に行なわれた干拓で現在は陸地となっているからです。そん…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第30回 三雲城と八条岩
湖南市 2010年12月29日湖南市吉永 三雲城は、近江守護佐々木六角氏の家臣である三雲氏の居城として知られています。近年、巨大な石材を用いた虎口(城の石垣)を始め、主郭前面に大きな石垣があることで注目されている城郭です。 一般的…
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