中世
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第195回 点と点を結ぶ -大津市南比良の樹下神社・天満神社-
大津市 2015年3月18日武奈ヶ岳(標高1214m)や蓬莱山(標高1174m)をはじめとする1000m級の山が連なる比良山系は、古くから畿内を取り巻く清浄な山々の中であり、修験にふさわしい霊山とされていました。承和3年(836…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第194回信長・佐和山城攻めの跡―物生山(むしやま)城―
彦根市 2015年3月4日彦根市松原町に所在する松原内湖遺跡において、平成26(2014)年度の発掘調査で戦国期の堀切(ほりきり)・竪堀(たてぼり)が見つかり、平成27年1月25日に開催した現地説明会では、240人もの方々に見…
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新近江名所図会
新近江名所圖絵 第190回 小谷神社石造狛犬から浅井三代の城ー小谷城をしのぶ
長浜市 2015年1月14日第88回で、伊藤愛さんが「浅井三代の城―小谷城」というタイトルで、城と浅井氏との関係について書かれています。今回は、その驥尾に付して、当館で最近立て続けに展示させて頂いた浅井氏ゆかりと思われる石造狛犬…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品147 引っ張りだこの人気者―彦根市佐和山城跡の犬形土製品―
彦根市 2014年12月10日今回は、佐和山城跡から出土した愛らしい犬形土製品を紹介したいと思います。 関ヶ原合戦で敗北した西軍の将・石田三成の居城としてよく知られる佐和山城跡は、彦根市北部の佐和山山頂を中心に、その一帯に広がる城…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-
東近江市 2014年12月3日釈迦山百済寺は、金剛輪寺・西明寺とともに湖東三山の一つに数えられる天台宗の寺院です。寺伝によると,その創建は推古14年(606)と伝えられており、中世末頃の寺域は東谷・西谷・南谷・北谷の尾根筋ごとに僧…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第179回 松原内湖の船着き場
彦根市 2014年7月30日かつて、琵琶湖には東国や北陸からの物資を京都に運ぶ天然の運河としての役割がありました。琵琶湖水運は日本の物流のなかで大きな位置を占めていたのです。ただし、琵琶湖は閉塞水域であって、海との行き来がないた…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第174回 八幡掘とその界隈
近江八幡市 2014年5月21日第53回「秀次の夢の跡―八幡山城―」で少しふれましたが、八幡堀は天正13年(1585年)に豊臣秀吉の甥の豊臣秀次によって築かれた八幡山城の内堀です。開削当初から両側が琵琶湖とつながり、外的の侵入から城…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第173回 戦国大河皆勤賞、長浜城
長浜市 2014年5月7日「功名が辻」「天地人」「江」「軍師官兵衛」、この10年の間、長浜城が登場した大河ドラマは思いつくだけでも4つあります。戦国時代や幕末を取り上げる上で、避けては通れない滋賀県ですが、中でも長浜は城主であ…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第167回 椿神社・御館前遺跡
近江八幡市 2014年1月29日(近江八幡市千僧供町) 今回は、第72回で紹介した「生命の泉-明神池-」のおすすめPointで取り上げた椿神社にスポットをあてます。社伝によると、椿神社は長和5年(1016)に大津市坂本にある日吉山王…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.122 戦国時代の「磨石」―彦根市佐和山城跡出土―
彦根市 2013年12月18日磨石(すりいし)といいますと、私たちは通常、縄文時代の石器を思い浮かべます。手に持てる程度の大きさ・重さの扁平な楕円体をしていることが多く、下に置く板状の石皿とセットで、ドングリやトチノミなどの木の実…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第164回 山の中につくられた謎多き寺院 -長法寺跡-
高島市 2013年12月11日(高島市高島町鵜川) 滋賀県は周囲を山々に囲まれ、山に登れば眼前に琵琶湖を見渡すことができます。山の中には、滝や湧水のあるところなど、神聖な雰囲気が漂う場所があります。こうした「聖地」ともいうべき場所…
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