近現代
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №300 地図から読み解く歴史-古地図と発掘調査
長浜市 2021年1月27日発掘調査をおこなうときには古地図などを使った事前調査を行います。古い地図を子細に調査し、その場所の歴史を知ろうというわけです。 古い地図といえば、伊能忠敬(1745~1818年)が測量を行って精度の高…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第334回 おうみの匠をたずねて-紺喜染織(湖南市下田)-
湖南市 2021年1月13日先日、湖南市下田(旧甲西町)の紺喜染織さんに藍染の体験に寄せてもらいました。 今やほとんど見かけなくなった「紺屋さん」は、そめものを生業にする職人の中でも特に藍染めに特化した職人です。昔は農家が木綿や…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第328回 天井川は生きている-草津市草津川跡地公園
草津市 2020年10月28日草津川といえば、天井川として有名ですが、平成14年(2002年)に草津川放水路が完成し、草津市青地町より西側(琵琶湖側)の旧草津川は廃川となりました。 私は、旧草津川はほとんどが人工河川と考えており、…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第326回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その2)
大津市 2020年10月7日※第326回からの続き ◆おすすめPoint ◇善念寺裏の石垣(大津市大萱3丁目) 第2は大津市大萱3丁目の善念寺裏の石垣に洪水時の水位が刻まれています。石垣の上には「この下の横線は琵琶湖大洪水明治廿…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第325回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その1)
大津市 2020年9月30日異常気象というべきでしょう。毎年、全国で地震や集中豪雨、台風による自然災害が頻発しています。河川の決壊による住宅の浸水や流失、土砂崩れによる生き埋めなど悲惨な災害が繰り返されています。 第218回『新…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第315回 琵琶湖の制水門-大津市南郷洗堰と瀬田川洗堰
大津市 2020年5月20日琵琶湖には、野洲川をはじめとして多数の河川が流入しています。しかし、琵琶湖から流出する河川は瀬田川しかありません(運河を含めると琵琶湖疏水も該当します 名所図会第62回~琵琶湖第一疏水大津閘門参照)。…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №280 滋賀県指定文化財「滋賀県行政文書」~近江の考古学黎明期を探る史料~
守山市 2020年2月26日道路工事や宅地開発などに伴って、県や市の教育委員会などが事前に遺跡の発掘調査を行うことが日本でルール化されたのは、前回の東京オリンピックが開催された高度経済成長の頃です。それ以前は、大学教授が研究目的…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第307回 民俗学者宮本常一の足跡とともにー長浜市茶わん祭の館-
余呉町 2019年12月4日第220回で少しだけご紹介した、昭和39(1964)年に廃線となった旧北陸線(柳ヶ瀬線)の中之郷駅跡(写真1)ですが、この中之郷駅がまだ現役で活躍していた昭和13(1938)年3月、この駅から東に峠を…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第291回 過去の道、今の道、現在に伝わる古代の官道の跡
大津市 2019年4月17日現在、過去、未来、人が歩くところに道があります。道には野山の道から多くの車が行きかう国道までいろいろな道があります。京都から大津、草津とつながる国道1号は、現在の湖南地域の幹線道路として、日々、朝夕、…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 №255 はたして本物か?―大津市関津遺跡出土の「二朱銀」と骨董市の「二分判金」―
その他 2019年3月27日ある日、私は骨董市へ行って様々な骨董品を眺めていました。実は、趣味である将棋の盤と駒を探しに出向いたのですが、将棋セットを探し当てる前にある品物に目が留まりました。そこには、たくさんの貨幣が小さな容器…
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調査員のオススメの逸品 第238回 夏休みの自由研究企画⑥ 山中で眠っていた牛乳瓶/椿谷遺跡の出土品
大津市 2018年7月11日発掘調査といえば、はるか昔の時代をさぐる、という印象が強いかもしれません。しかし、今回は大正時代に操業したと考えられる石切場からみつかった牛乳瓶についてお話しします。 牛乳瓶がみつかった椿谷遺跡は、大…
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調査員オススメの逸品 第224回 薬壜(くすりびん)の数奇な運命
東近江市 2017年12月20日蛭子田遺跡からの出土品は、私をはじめ調査に携わった調査員達が、これまでに幾度となくこのコーナーで紹介してきました。木製壺鐙・曲物・伐採木・丸木舟もどきなど、どちらかというと古墳時代の木製品を中心に語っ…
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