近現代
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第360回 大戸川沿いの不思議な石積み―大津市牧―
大津市 2021年10月20日コロナウイルスの蔓延で、現地取材に行く機会が難しくなっています。そこで、今回は過去に撮影した画像を紹介します。 平成25年の夏頃、大津市上田上牧(かみたなかみまき)の大戸川(だいどがわ)沿いを走ってい…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第356回 道路に残る膳所城の名残り―大津市膳所城勢田口
大津市 2021年9月22日大津市膳所にあった膳所城は、関ヶ原合戦に勝利した徳川氏が、諸大名に命じて築かせた「天下普請(てんかぶしん)」第一号の城郭です。しかし、明治時代の初期に取り壊されたため、現地へ出かけてもその姿がわからな…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第351回 擬宝珠(ぎぼし)に残る江戸時代のおもかげ―瀬田の唐橋―
大津市 2021年8月4日近江八景の一つ「瀬田の夕照」で知られる瀬田の唐橋(写真1)については新近江名所圖会第42回・第58回にて紹介されていますが、今回は少し違った視点から唐橋をご紹介したいと思います。 唐橋は古代より畿内と…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №306 火の用心ー江戸時代の防火と桟瓦ー
その他 2021年5月19日江戸時代、「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど火事が多かったことをご存じの方も多いでしょう。明暦3年(1657年)の明暦の大火(江戸)をはじめとして、享保9年(1724年)の妙知焼(大坂)、天明8年…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第344回 かつてはあった、近江の空の玄関口ー旧陸軍八日市飛行場
東近江市 2021年4月28日ライト兄弟が有人動力飛行機を離陸させたのは1903年のこと。それからまもない1911年に、旧日本陸軍は早くも所沢に飛行場を開設し、4年後に飛行大隊を編成しています。1914年に始まった第一次世界大戦で…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第342回 米相場を知りたければ山を見よ-近江八幡市岩戸山の旗振り場
近江八幡市 2021年4月7日電話やインターネット、SNSといった情報伝達の手段が飛躍的に発達している現在ですが、かつては飛脚や早馬、あるいは狼煙といった方法で遠方までの情報伝達を行っていました。今回は滋賀県内に残る情報伝達の中継…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第338回 湖国の迎賓館と呼ばれた歴史あるホテルの建物-大津市「びわ湖大津館」
大津市 2021年2月17日大津市域の琵琶湖西岸に位置する柳が崎は、かつては湖のレジャーを楽しむ水泳場などがあった場所として知られています。JR湖西線の大津京駅から北東側に1㎞ほどの距離にあたるこの場所には、平成10年(1998…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第337回 忘れ去られた道-芦浦街道を歩く【大津市編】
大津市 2021年2月10日その存在を知ったのは、2年前の令和元年(2019)の夏のことでした。小学校6年生だった娘の夏休みの地域学習の課題に、「地元の歴史を調べる」といったものがありました。その取材に付き合って、2人で大津市大…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №300 地図から読み解く歴史-古地図と発掘調査
長浜市 2021年1月27日発掘調査をおこなうときには古地図などを使った事前調査を行います。古い地図を子細に調査し、その場所の歴史を知ろうというわけです。 古い地図といえば、伊能忠敬(1745~1818年)が測量を行って精度の高…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第334回 おうみの匠をたずねて-紺喜染織(湖南市下田)-
湖南市 2021年1月13日先日、湖南市下田(旧甲西町)の紺喜染織さんに藍染の体験に寄せてもらいました。 今やほとんど見かけなくなった「紺屋さん」は、そめものを生業にする職人の中でも特に藍染めに特化した職人です。昔は農家が木綿や…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第328回 天井川は生きている-草津市草津川跡地公園
草津市 2020年10月28日草津川といえば、天井川として有名ですが、平成14年(2002年)に草津川放水路が完成し、草津市青地町より西側(琵琶湖側)の旧草津川は廃川となりました。 私は、旧草津川はほとんどが人工河川と考えており、…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第326回 転ばぬ先の杖-大津の明治29年の水害碑を中心に(その2)
大津市 2020年10月7日※第326回からの続き ◆おすすめPoint ◇善念寺裏の石垣(大津市大萱3丁目) 第2は大津市大萱3丁目の善念寺裏の石垣に洪水時の水位が刻まれています。石垣の上には「この下の横線は琵琶湖大洪水明治廿…
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