考古資料
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第248回 栗東市蜂屋遺跡から出土した忍冬文単弁蓮華文軒丸瓦
栗東市 2018年12月19日平成30年度の栗東市蜂屋遺跡の発掘調査において古代寺院跡がみつかりました。報道に大きく取り上げられ、11月3日の現地説明会には大勢の見学者があり、たんぼ道がまるで繁華街のように混雑するありさまでした。…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第247回 ふだん使いの茶碗-大津市上田上牧遺跡の信楽焼丸碗
大津市 2018年12月5日上信楽山地を上流とする、大戸川の下流20㎞の左岸側の低地に、大津市上田上牧遺跡があります。遺跡の西側の高所には、従来、農業を生業としていた現在の牧町の集落があり、八幡神社に奉納されている宝永4年(17…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第246回 東日本からの使者?大津市滋賀里遺跡出土遮光器土偶
大津市 2018年11月21日今回の調査員のオススメの逸品では、縄文時代の土偶を紹介したいと思います。土偶は調査員のオススメの逸品のなかでもすでに守山市赤野井浜遺跡出土の屈折土偶や、甲良町小川原遺跡出土のハート形土偶が紹介されてい…
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新近江名所図会
新近江名所圖會 第282回 安土城に次ぐ近江の名城 坂本城跡
大津市 2018年10月31日戦国~安土・桃山時代に来日し、キリスト教の布教活動をおこなったルイス・フロイスは著書『日本史』の中で次のようなことを述べています。 「(前略)それは日本人にとって豪華壮麗なもので、信長が安土山に建てた…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第243回 割られた土器の謎
その他 2018年10月3日東近江市下羽田遺跡の調査に従事している時、 ふと土器を見ると、周囲が打ち欠かれている須恵器に目が止りました。その後、白磁などの輸入陶磁にもそのような現象があるため、興味を持っていました。 その翌年の調…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第242回 八幡瓦 ―在地瓦と記された銘・刻印―
大津市 近江八幡市 その他 2018年9月26日みなさんは、屋根の上に葺かれた「瓦」って、どれぐらい「眺めた」ことがありますか? 今日、屋根に葺かれている瓦の多くは、江戸時代に開発された「桟瓦(さんがわら)」と呼ばれる瓦の仲間です。それまでの瓦は、…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第238回 夏休みの自由研究企画⑥ 山中で眠っていた牛乳瓶/椿谷遺跡の出土品
大津市 2018年7月11日発掘調査といえば、はるか昔の時代をさぐる、という印象が強いかもしれません。しかし、今回は大正時代に操業したと考えられる石切場からみつかった牛乳瓶についてお話しします。 牛乳瓶がみつかった椿谷遺跡は、大…
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オススメの逸品
調査員のオススメの逸品 第237回 夏休みの自由研究企画⑤ 誰がために鏑矢(かぶらや)は鳴る?―福満遺跡出土の鉄鏃―
彦根市 2018年7月4日今回は「あの遺跡は今!Part25」+「レトロ・レトロの展覧会2018」の目玉展示のひとつ、福満遺跡からの出土品を紹介します。福満遺跡は彦根市域の南東部、南彦根駅から徒歩5分ほどのところに所在します。…
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調査員のオススメの逸品 第234回 夏休みの自由研究企画② 江戸時代の風流人‐大津廃寺跡出土の陶器‐
大津市 2018年6月13日今回は、第221回でも取り上げた滋賀県庁前にある大津廃寺跡の調査で出土した、江戸時代の一風変わった陶器についてご紹介します(遺跡の概要については第221回を併せてご参照ください)。 平成29年度に実施…
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オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第229回 ―戦国時代の花器―
近江八幡市 2018年2月28日平成29年(2017年)に全国の映画館で上映された「花戦さ」は、豊臣秀吉と同時代に活躍した初代池坊専好(生年不詳~1621年没)が主人公でした。実際、天下人となった豊臣秀吉が毛利輝元や前田利家などの大…
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