長浜市
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №273 長浜市黒田長山古墳群4号墳北棺出土の横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)
余呉町 2019年12月11日弥生時代、強力な殺傷力をもつ金属製の武器が中国王朝や朝鮮半島から伝来して普及するなかで、防御の為に動物の皮革や木材などを素材とした楯や甲冑がつくられます。 古墳時代前期には中国や朝鮮半島で作られた鉄製…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第307回 民俗学者宮本常一の足跡とともにー長浜市茶わん祭の館-
余呉町 2019年12月4日第220回で少しだけご紹介した、昭和39(1964)年に廃線となった旧北陸線(柳ヶ瀬線)の中之郷駅跡(写真1)ですが、この中之郷駅がまだ現役で活躍していた昭和13(1938)年3月、この駅から東に峠を…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №262 忙しい夏のちょっとした箸休めに… ―塩津港遺跡で出土した大量の“箸”―
長浜市 2019年7月10日みなさんが食事の際に、必ずと言っていいほど使う箸。今や「箸の国」といえば、日本と言われるまでに、わたしたち日本人の食の象徴となりました。 わたしたちが当たり前のように使っている箸が、平安時代の塩津港遺…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 №259 塩津港遺跡の松明(たいまつ)
長浜市 2019年6月5日松明(たいまつ)は太さ1~2㎝、長さ60㎝程度に細く裂いた木を7~8本軽く縄で束ねたものです。平安時代の終わりごろの絵巻に人々が火を付けた松明を手に持ち掲げ、灯りとしている場面が多く描かれています。ロ…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第292回「余呉湖に眠るもうひとつの伝説」
長浜市 余呉町 2019年4月24日「余呉湖」は滋賀県の北東部にある長浜市に所在し、琵琶湖の北方に位置します。余呉湖畔には“川並”集落がひっそりとたたずんでいます。湖は“鏡湖”ともいわれ、風のない日の湖面には四季折々の景色が映し出され、…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第271回 羽衣伝説の残る神秘の湖・余呉湖~北近江の密やかな愉しみ~
余呉町 長浜市 2018年3月7日滋賀県の北東部にあるJR米原駅から北陸本線に乗り換えて福井県敦賀方面に向かうと、8つ目が余呉駅だ。ホームから改札へは線路を渡っていく。周囲は昼間はひたすらのどかな景色なのであるが、陽が落ちて宵口には途…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第214回 土の下の「超状態」
長浜市 2017年8月2日写真1は骨で作られた笄(こうがい)です。髷(まげ)を留めるために使われた整髪具です。1000年ほど前のもので、長浜市の塩津港遺跡から出土しました。 珍しい遺物ですが、骨製品自体が発掘調査で出土すること…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會 第249回 遺跡があった証-国道下の塩津港遺跡の展示板
長浜市 2017年5月3日我々の仕事である発掘調査は、工事によりやむを得ず破壊される個所のみ行います。このような行為を記録保存というのですが、調査が終わった後には壊れた遺跡が残り、間もなく工事が行われます。現地説明会を行うと、…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第203回 挽いていたものは何? ―長浜城遺跡出土の巨大石臼―
長浜市 2017年3月1日長浜城は、羽柴秀吉により天正2年(1574)に築城された城としてよく知られているものの、天正13年におきた大地震によってその多くが崩れたこともあり、実態はよくわかっていません。長浜城遺跡は、天守があっ…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖會第241回 長浜に残る近代建築-旧長浜駅舎-
長浜市 2017年1月11日JR長浜駅を外から眺めると、2006年に建てられた現代建築にもかかわらずどこかレトロな雰囲気を漂わせています。これは同年の敦賀駅までの直流化にあわせて建て替えられた新駅舎ですが、初代の長浜駅舎を模して…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員オススメの逸品 第196回 今に続く、古代の防水技術-槇皮(マイハダ)
近江八幡市 長浜市 2016年11月16日今回、紹介する一品は「槇皮」です。この字面だけをみてすらっと読めたあなたは、これが何かご存知でしょう。しかし、そのような人はほとんどいないのではないでしょうか。「マイハダ」または「マキハダ」と読みます…
続きを読む
-
新近江名所図会
新名所圖會第227回 先人たちの置き土産―葛籠尾崎湖底遺跡資料館―(長浜市湖北町尾上)
長浜市 2016年6月22日葛籠尾崎(つづらおざき)は、琵琶湖の北端部にある、北湖に突き出した岬状の地形の名称です。山がちで険しい地形が続き、急な斜面が深い湖底まで続いています。大正13年(1924)末、湖水を挟んで葛籠尾崎の東…
続きを読む