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調査員の履歴書

『インタビュー/調査員の履歴書』№13「旅先で訪れた名所旧蹟の魅力」

Q.お名前と所属部署を教えてください。

A.三好佑佳(みよしゆか)です。調査課に所属しています。

Q.現在はどんな仕事を担当されていますか?

A.現在は発掘調査を担当しています。学生時代は調査員さんの指示通りに動いていましたが、実際に調査員になってみると全く違った視点で発掘をおこなうことに気づき、勉強の毎日を送っています。

Q.文化財や考古学に関わる仕事に就いたきっかけは何でしたか?

A.文化財や考古学に興味を持ったきっかけは、家族旅行の際に遺跡や博物館に行ったことです。私が歴史に興味があることを伝えると、旅行のたびに歴史関係の観光地に連れて行ってくれたことを覚えています。それからは社会や日本史の授業をわくわくしながら受け、歴史に関連したテレビ番組を見るうちに自分の中で文化財専門職に就くという選択肢ができたように思います。また、大学生になってより詳しく文化財や考古学の勉強をしたことで、文化財専門職のなかでも発掘調査に携わることができる職に就きたいと思うようになりました。

Q.仕事についてから経験した印象的な発見や体験の話を教えてください。

現地説明会で解説する三好調査員
現地説明会で解説する三好調査員

A.今年の夏におこなった、担当している遺跡の現地説明会が印象に残っています。現地説明会の際にメインの遺構のひとつの説明を任せていただき、多くの来場者の方の前で説明をおこないました。就職して初めての大仕事だったので、先輩方にたくさん助けていただきながら、念入りに準備をおこないました。当日は緊張しましたが一般の方にもわかりやすい説明を心がけました(少しハプニングもありましたが…)。この現地説明会を通して、文化財や遺跡の魅力について多くの方に伝えられたように感じましたし、同時に仕事にやりがいを感じることもできました。まだまだ実力不足で至らぬところも多いですが、この経験はこれからの業務に活かせるのではないかと感じています。

Q.最後に読者の皆さんに一言お願いします。

A.好きなことを仕事にできている喜びを噛み締めながら、日々業務に取り組んでいます。1年目だからこそ実感できることがあると思うので、いましかできないことを精一杯やって経験を積みたいと思います。

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