大津市
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第82回 笹間ヶ岳-カミ宿りし山-
大津市 2011年12月28日大津市関津 大津市の南東部、瀬田川左岸には田上山あるいは湖南アルプスと呼称される山々が連なっています。この山並は標高599mの太神山を主峰とし、八筈ヶ岳(562m)、猪背山(553m)、笹間ヶ岳(43…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第74回 天智天皇がのこした大津宮-南滋賀町廃寺と榿木原遺跡
大津市 2011年11月2日大津市南滋賀 天智天皇が667年に遷都した近江大津宮は、JR大津京駅の北西にある錦織遺跡がその所在地として知られています。近江大津宮の周辺には、穴太廃寺、崇福寺、南滋賀町廃寺、園城寺前身寺院といった4…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.62 “冠”を被ったけったいな姿の人物たち ―関津遺跡出土絵画木製品―
大津市 2011年9月19日大津市関津遺跡といえば、これまでの発掘調査で奈良時代から平安時代前期に大和と近江を最短距離で結ぶ「田原道」とその道路沿いに官衙などの建物が配置されていたこと、室町時代の大規模な港湾施設が整備されていた…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第62回 琵琶湖第一疏水大津閘門
大津市 2011年8月10日大津市観音寺 京阪石坂線の三井寺駅を降りて、目の前に見える琵琶湖第一疏水(以後「琵琶湖疏水」と記します)沿いの道に沿って山側へ歩くと、交差点の向こうに鉄の門扉を持つ煉瓦や石で構築された「大津閘門(おお…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第60回 自由研究や工作のネタ探しに来てね!-夏の滋賀県埋蔵文化財センター
大津市 2011年7月27日大津市瀬田南大萱町 私にも経験がありますが、夏休みの宿題は手こずるものばかり。特に自由研究や工作のネタ探しは、子供さんのみならず保護者のみなさまもアタマが痛いはず。 そんなときは、ぜひ「滋賀県埋蔵文化…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第58回 歴史を踏みしめる-瀬田唐橋 その2
大津市 2011年7月13日大津市瀬田 ◇唐橋を渡る 「もう一度、歩いて唐橋を渡ってみたい」 私が初めて唐橋を歩いて渡ったのは、21歳の学生の頃でした。国鉄(現JR)石山駅から、生まれて初めての発掘調査現場、堂ノ上遺跡へ、アルバ…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.57 近江と大和を結ぶ土器-関津遺跡出土の大和型瓦器
大津市 2011年7月11日大津市関津遺跡では、大和型瓦器と呼称される器が多数出土しています。 瓦器とは、鎌倉時代を中心に平安時代後期から室町時代にかけて使用されたもので、器の表面を燻し焼きすることにより金属的な光沢感をもたせた…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第54回 天台の修行の地-葛川明王院
大津市 2011年6月15日大津市葛川坊村町 明王院は、大津市域北端、葛川地区、安曇川上流の渓谷に立地する天台宗の寺院です。とにかく遠く、堅田からバスに揺られること小1時間でようやく到着します。 明王院は、息障明王院(そくしょう…
続きを読む
-
オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.53 県内最古の人工遺物に思いを馳せて―瀬田川川底出土の「ナイフ形石器」
大津市 2011年5月16日大津市螢谷の瀬田川の川床から旧石器時代の石器が出土しています。蛍谷遺跡と呼ばれています。この石器は「ナイフ形石器」と呼ばれる約2万数千年前の後期旧石器時代の遺物で、滋賀県内でこれまでに見つかっている最…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第48回 2万5千年の歴史をもつ集落-関津-
大津市 2011年5月4日大津市関津 琵琶湖から流れ出で、宇治川、淀川と名前を変えながら大阪湾に通じる瀬田川、関津はこの瀬田川の東岸に位置します。 関津の東には田上平野とも称される水田地帯がひろがっています。田上(たなかみ)平…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第45回 名所に囲まれた湖底の縄文遺跡―粟津湖底遺跡とその周辺
大津市 2011年4月13日大津市粟津 ご好評いただいている「近江新名所図絵」。平成22年度のフィナーレを飾るのは、近江随一の名所に囲まれた縄文遺跡――粟津湖底遺跡です。 粟津湖底遺跡の始まりは、約10,000年前の縄文時代早…
続きを読む
-
新近江名所図会
新近江名所圖会 第42回 大ムカデ退治、今に!-瀬田の唐橋-
大津市 2011年3月23日大津市瀬田 琵琶湖から注ぎ出る唯一の川、瀬田川にかかる橋のひとつが唐橋です。 唐橋がかかる付近には、国道1号、名神高速道路、東海道新幹線、東海道本線(琵琶湖線)が通っており、京都方面に行くための主要な…
続きを読む