協会について

概要

概要

公益財団法人滋賀県文化財保護協会は、1970年(昭和45年)に設立され、2020年(令和2年)に50周年を迎えました。 設立の目的や事業内容、基本財産は定款等に次のようにまとめられています。

目的

滋賀県下の歴史上、芸術上または学術上価値の高い文化的所産を調査・研究・保護し、かつ活用を図り、もって滋賀県ひいては我が国の文化的向上に資すること

事業

●文化財の調査、研究、保護および活用
●文化財の調査研究者の養成および指導
●文化財保護の普及に伴う情報誌等の発行、講演会、研究会、展示会等の開催
●公立文化施設の管理および運営
●その他この法人の目的を達成するために必要な事業

基本財産

40,000千円(滋賀県、県内各市町村、協会の出資金)

具体的に実施している事業

具体的に実施している事業は、以下の3つの柱となります。

1.文化財保存活用事業

文化財の保存や活用のための事業として、埋蔵文化財を中心とした文化財に関する情報発信事業や発掘調査成果展、講座、講演会の開催、滋賀県や県内市町等と連携した文化財の活用事業や学習会、セミナーの開催、研究紀要等の出版物の刊行も行っています。 また、文化財の修理事業の円滑化や文化財を活用したまちづくりには文化財の所有者や管理者に経済的な負担が生じますが、これを軽減するための資金の貸付を行っています(文化財保護/活用資金貸付事業)。

2.発掘調査事業

滋賀県内の公共事業(道路建設・河川改修・ほ場整備・住宅建設・教育施設整備など)や市町の民間開発事業に先立って発掘調査を実施しています。 発掘調査は、現地調査(遺構の掘削、遺物の出土状況の記録など)と現地調査終了後に屋内で記録類をまとめる整理調査業務に分けられます。これらの成果は、発掘調査報告書として刊行するとともに、展示や講座、講演会、出版物をとおして、国民、県民に発信し、埋蔵文化財の保存と活用をはかっています。

3.文化施設の管理運営

滋賀県内に所在する次の公立の文化施設の管理や運営を行っています。

●滋賀県立安土城考古博物館(近江八幡市)
●滋賀県立琵琶湖文化館(大津市)
●滋賀県埋蔵文化財センター(大津市)

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