私たちの仕事には、文化財を未来へ残していくための「保存」と、文化財の価値を広く知っていただくための「活用」があります。
長い歴史の中で、私たちは知恵と工夫を積み重ねて暮らしてきました。その痕跡は遺跡の中に残されていますが、地域の開発を進めていくなかで、どうしても未来に残せない場合も生じます。発掘調査とは、そんな遺跡に残された暮らしの痕跡を掘り起こし、写真や図面等の記録として「保存」し、未来へ残していく仕事です。
この文化財の「保存」をしっかり継いでいくには、文化財がもつ価値を広くお届けし、多くの方に知っていただく「活用」もまた不可欠です。そのために県内の市町や民間事業者さん、活動団体さん、大学と連携しながら、私たちは文化財の「活用」を推進しています。
