これまで、古墳時代前期の竪穴住居、古墳時代前期の石釧、奈良時代後半から平安時代初めにかけての建物・倉庫群、旧河道から奈良時代から平安時代の人形代、馬形代、斎串、陽物代などの木製祭祀具、「守君舩人(もりのきみのふなひと)」と書かれた墨書人名土器など興味深い資料が出土しており、これらの内容については、資料の提供、公開を行ってきました。
今年度 4,000 ㎡を対象とした調査で、国内初となる双環柄頭短剣(そうかんつかがしらたんけん)の鋳型が出土しました。双環柄頭短剣の鋳型は、全国的に類例がなく、さらに銅剣の出土の少ない近畿地方北部での鋳型の発見は、弥生時代から古墳時代初めにかけての青銅器生産の一端を明らかにする興味深い資料と言えます。
あわせて現地説明会配布資料もごらんください。