公益財団法人滋賀県文化財保護協会では、平成30年4月から国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所長からの依頼により、一般国道8号米原バイパス建設に伴って、バイパス用地内に所在する埋蔵文化財(佐和山城跡)の発掘調査を実施しています。
発掘調査の結果、石田三成の時代を中心とする16世紀後半頃の佐和山城城下町に関わる諸遺構を検出するとともに、それらに伴って様々な遺物が出土しました。とくに、城下町域では、東西南北の道路で区画され、道路沿いに建物が立ち並ぶ状況や、道路と溝との交点において石組みの橋台遺構を確認しました。
今回の発掘調査によって、佐和山城の城下町を解明するうえで具体的な資料が得られた意義は大きいと考えられます。
調査成果を公開するために令和元年9月29日(日)に現地説明会を開催しました。
※当日配布された資料は下記よりダウンロードできます。(PDF:約3.1MB)