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土位遺跡現地説明会(2015年7月)配布資料

 滋賀県東近江土木事務所および滋賀県教育委員会からの依頼を受け、県道五個荘八日市線道路整備事業に伴う土位(どい)遺跡(東近江市)の発掘調査を平成27年4月より実施しています。
 調査では、愛知川の堤防に係わる近世の石積み護岸遺構(いしづみごがんいこう)を確認しました。
 愛知川は、大雨の際に氾濫洪水を繰り返す暴れ川で、人々は洪水から集落や田畑を守るために堤防を築いてきましたが、かつての堤防は近・現代の治水工事によって大きく造り変えられており、明治以前の姿は絵図や文書からその姿を推測するのみでした。今回確認した遺構は、堤防本体とそれを守る石積み護岸の一部で、滋賀県内で石積み護岸遺構を確認したのは今回が初めてとなります。  
 今回確認した石積み護岸遺構は、水害に苦しめられた地域の人々が工夫と改良を加えながら築造したことがわかり、愛知川に対する水害対策を知る上で貴重な資料を提供することができました。

2015年(平成27年)7月4日に実施しました現地説明会の資料は、以下からダウンロードしていただけます。


PDF形式 約1.3Mb

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