文化財イベント日記

関西考古学の日2010記念講演会「縄文のアートと文化」

すぐに足元が濡れてしまう大雨でした
関西考古学の日記念講演会が滋賀県立図書館の大会議室で開催されました。関西考古学の日の開催は一昨年前から始まりました。近畿地方で活動している調査法人が相互連携を深め、幅広い方々に文化財に親しんでいただくイベントとして立ち上げました。
 講演会は、昨年度から始まったイベントで昨年の奈良大学に続く第二回の開催になります。
関西の縄文の魅力を語る水ノ江さん
当日は残念ながら大雨となってしましました。午後からの開催で、午前中の準備の時は小雨で何とかなりそうでしたが、受付を始めたころから、本降りになってきました。あーあ。
しかし、その雨の中、お客さんは熱心な足を運んでくれました。
講演会の内容は水ノ江和同さん(文化庁)の『縄文文化の魅力-関西からの発信-』・瀬口眞司さん(滋賀県文化財保護協会)の『縄文アーチストの秘密-宿り、宿られる土偶の語るもの-』・高橋潔さん(京都市埋蔵文化財研究所)の『関西人はどのようにして農耕をはじめたか?-京都市上里遺跡の調査成果より-』の3本でした。
土偶について語る瀬口さん
それぞれ1時間程度の講演で、関西を中心とした事例から縄文時代の魅力について熱く語っていただきました。
 講演会の後は、希望する方に、この記念講演会に合わせて会場に隣接する滋賀県埋蔵文化財センターで開催している『縄文のアートと文化』展を解説付きで観覧していただきました。
 この展覧会は、11月20日まで開催されています(日曜閉館)。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。
縄文時代の農耕について語る高橋さん
熱心に調査員の解説を聞いていただきました
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