9月29日(日)13時半より彦根市に所在する佐和山城跡の現地説明会を開催しました。前日までの天気予報では雨の心配がありましたが、天候に恵まれ爽やかな秋空の下、162名の方にお越しいただきました。
今回の説明会の目玉となったのは、城下町地区で見つかった、南北方向に延びる溝の一角に築かれた橋の台座と考えられる石積みでしたが、この石積みがいつ崩されたのかという点に関心を示す方々が多くいらっしゃいました。石田三成が城主となり城下町を整備したときか、あるいは関ケ原の戦い後、井伊直政による改変に伴うのか等、いくつかの可能性があり、まだまだ検討していかなければなりません。
調査は今後も継続しますので、上記の課題も含め、遺跡のさらなる実態解明に迫ることができるよう努めていきたいと思います。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
なお、当日に配布した資料はコチラからダウンロードできます。