6月5日(日)の午後、近江八幡市島町にある阿弥陀寺遺跡の発掘調査現場で、一般の方々を対象とした説明会を開催しました。あいにく当日は朝から雨模様。どうなることかと心配していましたが、なんと説明会を開催する午後1時前には雨がやみ、空も明るくなってくれました。おかげさまで、参加者は約85名と、たくさんの方々に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。
中世の山寺である阿弥陀寺遺跡では、昨年度に戦国時代頃の石垣が見つかり、その成果について令和5年10月8日に現地説明会を開催しました。それ以降も調査を続けており、その成果の一つとして、今回は山寺の諸施設をつなぐ道路遺構を中心に、現地で説明会を実施しました。
説明会にご参加いただいた皆さんには、発掘現場まで麓から少々山道を登っていただき、現場で見つかった道路遺構を間近に見ていただきながら、調査員による解説を聞いていただきました。さらに出土した遺物についても、調査員が詳しく説明いたしました。現地説明会にご参加いただいた皆様には本当に感謝です。
また、当日展示をした遺物は、滋賀県埋蔵文化財センターで6月6日~7月5日まで展示をしております。ぜひ、脚をお運びください。
なお、当日配布した資料はコチラからダウンロードできます。