12月21日(土)に連続講座第7講を開催しました。
今回の講座では「大仏は幻の紫香楽宮でつくられた―甲賀寺での造像の実状に迫る―」と題しまして、滋賀県立安土城考古博物館の大道和人さんに講師を担当いただきました。
大道さんは自身が発掘調査を担当した鍛治屋敷遺跡(甲賀市)の調査成果とその検討結果にもとづき、聖武天皇による大仏造像の実状について解説されました。
鍛治屋敷遺跡の発掘調査で見つかった踏みフイゴとそれに伴う溶解炉の発明により、大仏の造営に必要な銅の精錬技術が大きく進歩したことなど大変興味深い内容でした。
受講者の皆さんにも興味を持って聴いていただけたのではないでしょうか。
次回の講座は1月25日(土)に開催予定です。ご期待ください。