令和7年7月26日(土)に、守山市に所在する笠原南遺跡で地元向け説明会を開催しました。
当遺跡は、令和6年11月から調査を開始し、次年度以降も継続して調査を実施する予定です。これまでの調査では、弥生時代の終わりから古墳時代初頭にかけての周溝墓群や掘立柱建物、奈良時代から平安時代を中心とする溝や川などを確認しています。
なかでも、弥生時代の終わりから古墳時代の初頭にかけての遺構は、周溝墓を計6基発見し、うちひとつは全長19mを測る前方後方型周溝墓であることを確認できました。さらに掘立柱建物は「屋内棟持柱」を持つ特殊な構造の建物であることが判明しました。
当日は、酷暑の中でしたが、53名の方々にご参加いただきました。滅多にみることのできない遺構や遺物を前にして、地元の方々も驚きの声をあげておられたのがとても印象的でした。
調査は今後も続きますので、地元の皆様にはこれからもご協力をいただければ幸いです。
当日配布した資料はコチラでダウンロードできます。