考古資料
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.46 匠の技-烏丸崎遺跡出土の玉類と工具
草津市 2011年2月7日滋賀県立琵琶湖博物館やハスの群生で有名な草津市立水生植物園みずの森がある草津市烏丸半島、そこにほぼ全面で確認されたのが烏丸崎遺跡です。 烏丸崎遺跡では弥生時代中期に200基を超える方形周溝墓が造られま…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第35回 古代の石工の失敗作?-国分のへそ石-
大津市 2011年2月2日大津市国分2丁目 大津市国分2丁目の国分団地内に「へそ石」と呼ばれる奇妙な石造品があります。 なかば土に埋もれていますが、直径1.5mの円形の平坦面が削り出され、その中央に出べそのような丸い突起がつく…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.40 浮線紋土器 -小津浜遺跡出土-
守山市 2010年11月15日土器は発掘調査で出土する遺物のなかでもっとも普遍的な遺物です。故佐原眞先生が先史土器と呼ばれた縄文土器と弥生土器には、機能的に不要と思えるような様々で複雑な紋様が施され、時期・地域ごとに個性的な特徴を…
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新近江名所図会
新近江名所圖会 第21回 大岩山銅鐸出土地―謎多き銅鐸大量埋納地―
野洲市 2010年10月27日野洲市小篠原 1881年(明治14年)に、野洲市小篠原(桜生)の「大岩山」から銅鐸が14個も偶然掘り出されました。80年後の1962年(昭和37年)には東海道新幹線の土取り工事で9個の銅鐸が再び発見さ…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.34 赤い骸骨-宇佐山古墳群出土-
大津市 2010年8月23日箱式石棺の蓋石を1枚ずつ開けていくと、西端にあった蓋石の下から頭蓋骨が出土しました。発掘調査では、むかしの人々が使った住居などといった生活の痕跡が見つかったり、土器や石器などといった生活道具が出土した…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.31 もしかして金の毛抜き!!―夏見城遺跡出土毛抜き―
湖南市 2010年7月12日いつの時代も身だしなみには気を使うものです。今回紹介する逸品は、今も昔も身だしなみの必需品「毛抜き」です。この毛抜きは、湖南市夏見にある夏見城遺跡から出土したものです。夏見城は、現在も字名に残っている…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.30 う~んナイスバディ ―相谷熊原遺跡出土土偶―
東近江市 2010年6月28日連日寒い日が続いていた。霜柱は10cm近くまで成長し、四方八方から強風が吹く日々であった。時には1日中氷点下の日もあった。そんな日は現場で凍死するんじゃないか?と思うこともある。しかし不思議ことに、す…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.27 元をたどれば皆「耳かき」-塩津港遺跡出土品から-
その他 2010年5月17日工作好きの私が得意としているものの一つに、「耳かき」作りがあります。竹の中でも繊維が細く、しなやかに仕上がる「布袋竹」を厳選し、小刀で削り、火入れし、曲げて、こだわり抜いて作るのです。この耳かきで耳掃…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.23 文字の書かれた下駄が出土? ―最古の牒木簡―
野洲市 2010年3月22日「下駄が出たのかな?」、溝の掘削中に長さ27cm、幅12㎝、厚さ2㎝の板が出土しました。よく見るとなにやら文字らしきものが書かれてあります。「これはもしかしたら古代の木簡ではなかろうか、でも、木簡とい…
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オススメの逸品
調査員のおすすめの逸品 No.22 梅林焼の水滴‐藩校で使われた文房具‐
大津市 2010年3月8日今年のお正月に小学校5年生になる娘は、リンゴの香りの付いた蛍光ペンをお年玉で買いました。かわいいキャラクターが描かれたそのペンを、学校に持っていく筆箱に大切にしまっていました。子どもに限らず大人も、文…
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