平成21年7月から、工事によって遺跡の破壊が免れない箇所について本発掘調査を実施し、図面・写真等による記録化作業を行っています。これまでに多くの遺構・遺物が検出されていますが、調査区西端のA区では、縄文時代のピット・土坑(墓の可能性もあります)・配石遺構・集石遺構等を発見しました。また、調査区南端のB区では縄文時代晩期前半の土器棺墓を現段階で14基検出しています。
今回発見された縄文時代の遺構・遺物は、調査事例の少なかった東近江市東部域(鈴鹿山麓)の縄文時代像を提供するモデルとして評価できるものです。
2009年12月20日(日曜日)