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佐和山城(彦根市)地元配布資料(2022.3.12)

検出された区画溝
検出された区画溝

佐和山城跡では、これまで彦根市教育委員会、滋賀県教育委員会・公益財団法人滋賀県文化財保護協会によって、城跡の各所において数度にわたる発掘調査が行われています。当協会では、滋賀県文化スポーツ部文化財保護課および国土交通省近畿地方整備局滋賀国道事務所からの依頼により、一般国道8号バイパス建設工事に先立って平成30年度から発掘調査を実施しています。
今年度は主に「七曲り」と呼ばれる谷部で調査を行いました。調査の結果、七曲り地区では堀、区画溝などが見つかり、それらに伴って土器・陶磁器・漆器・銭貨・碁石など様々な遺物が出土しました。見つかった遺構・遺物の時期は15世紀後半(1450~1500年)ごろに位置づけられます。これは石田三成らが活躍した時代よりも100年ほど古い時代にあたります。

現地での説明会は、新型コロナ感染症の感染拡大の状況および工事との兼ね合いで安全管理等の問題から実施していませんが、地元に配布した資料はコチラからダウンロードすることができます。(PDF:約1.4MB)

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