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塩津港遺跡現地説明会(2015.12.12)配布資料

橋の踏板に転用された「構造船」の部材
橋の踏板に転用された「構造船」の部材

公益財団法人滋賀県文化財保護協会では、国土交通省近畿整備局滋賀国道事務所と滋賀県教育委員会からの依頼により、国道8号塩津バイパス工事に伴う塩津港遺跡の発掘調査を、平成24年度から実施しています。
これまでに塩津港遺跡は、何度か調査されています。平成18年(2006年)から実施しました大川改修工事に係る調査では、堀で囲まれた平安時代の神社跡が見つかり、堀からは「起請文木札」や「神像」などが出土しています。さらに、平成24年(2012年)から開始しました一般国道8号塩津バイパス工事(塩津浜地区)に係る調査では、平安時代後期から鎌倉時代にかけての港跡が見つかっています。

これまでの塩津港遺跡の調査成果は、「古代の宗教関連施設を検出(2006年)」「起請文木簡出土(2007年)」「神像5体が出土(2008年)」「港の護岸施設を検出(2012年)」「荷札木簡が出土(2012年)」「古代塩津港の本格的な港の姿が明らかになる(2015年)」と題し、記者発表し公開してきました。

平成27年度は7月から隣接地で調査を進めたところ、街の様子を知ることのできる遺構・遺物が見つかり、中でも、構造船の部材は最古級の例となります。

平成27年(2015年)12月12日(土)に開催されました現地説明会の配布資料は下記よりダウンロードすることができます。


PDF形式 約1Mb

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