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阿弥陀寺遺跡の現地説明会の配布資料(2023.10.08)

公益財団法人滋賀県文化財保護協会では、堂川補助通常砂防工事に伴い近江八幡市島に所在する阿弥陀寺遺跡の発掘調査を東近江土木事務所からの依頼により令和4年度から実施しています。

 阿弥陀寺は平安時代に建立されたとされる寺院で、現在は本堂とそこへ至る石段・山門が残っていますが、かつての姿はわかっていませんでした。

 今年度の調査では、寺院に関わる石垣が見つかり、中世の阿弥陀寺の姿の一端を確認できました。見つかった石垣は一度崩れて補修されています。補修している部分の石材の間から戦国時代(15世紀末~16世紀前半)の遺物が出土しています。このことからこの石垣の補修は16世紀前半以降に行われたと判断でき、当初の構築はそれ以前に行われたものと見ることができます。

 阿弥陀寺遺跡で確認された石垣は、のちに「穴太衆」などにもつながっていく近江の石垣構築技術のルーツの一つと考えられます。そこで、当発掘調査の成果につきまして、現地説明会を令和5年10月8日に実施しました実施しました。

当日に配布した資料は、コチラからダウンロードできます。(PDF2.1MB)

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