今年度の第1回の連続講座を開催いたしました。今年度は昨年にも増して、受講希望者が多く、本会場(滋賀県埋蔵文化財センター)希望者につきましては止む無く抽選とさせていただきました。ちなみにサテライト会場、オンラインでの参加者を含めると受講者は130名を超えております。本当にご愛顧いただきありがとうございました。
今年度の講座について簡単に説明をしておきます。私ども公益財団法人滋賀県文化財保護協会は1970年に設立され、2020年で50周年を迎えました。ちょうど新型コロナ感染症の感染拡大しているころと重なり、関連行事が実施できませんでした。しかし、何とか昨年、記念講演会を実施することができ、続いて、今年度は雑誌「湖国と文化」第184号 夏号で7月1日刊行「発掘 近江 一万年の地中の星」として特集号が組まれております。本講座は、その特集号をスピンオフした講座「日本史探究-近江一万年の物語」となっております。
初回の今回は「縄文人はエコロジスト-SDGsの先駆者たち」と題しまして、当協会の小島が講師を務めました。内容は、近江八幡市の竜ケ崎A遺跡、安土弁天島遺跡、彦根市の松原内湖遺跡など滋賀県ならではの低湿地の縄文時代の遺跡の調査をふんだんに盛り込みながら、滋賀県の縄文時代について解説しました。受講者の方も満足して帰られました。
本講座は、全8回の一括のお申し込みとなっておりますが、平和堂石山店と連携したサテライト受講に関しましては今からでもお申込できます。興味がございましたらぜひコチラをご覧いただきお申し込みください。