文化財イベント日記

滋賀県高等学校社会教育研究会の研修をお手伝いしました。

 今日は、滋賀県高等学校社会科教育研究会の研修を安土でお手伝いさせていただきました。社会科、特に歴史系の研修会ということで、滋賀県立安土城考古博物館を中心に、安土城の見学のコーディネートさせていただきました。

 現在、滋賀県安土城考古博物館では、秋季特別展「馬でひも解く近江の歴史」が開催されており、担当学芸員の北原さんから展示の概要と見どころを解説していただきました。
 そのあと、本企画は高大連携も意図した会ということもあり、滋賀県立大学の佐藤先生から社会と社会科学系の学問と題して、自分の興味をどのように将来につなげていくか、具体的には大学でどのような学部、専攻を選択するとどのようなことが学べ、そして将来どのような仕事に就くことができるかを実際の大学の経験をもとに話をされました。
 そして、博物館をせっかく会場としましたので、バックヤードを見学していただきました。博物館の裏側、特に安土博の場合、館内に県内で調査して出土した遺物の整理スペースがありますので、そこを中心に調査担当者から説明させていただきました。

 最後は、先日、ニュースでも令和の発掘が始まった安土城の見学です。案内は、安土城考古博物館の学芸員の藤﨑さんです。軽妙なトークを交えながら、安土城の様々な解釈、説を紹介しながら、まさにそうなんだと頷きの多い約90分の探訪でした。

 13時からの盛りだくさんの内容でしたが、参加者の皆さんも満足していただいたようで、非常に良かったです。また、何よりも素晴らしい秋晴れで、気持ちい一日でした。
 

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