文化財イベント日記

近江八幡市阿弥陀寺遺跡の現地説明会を開催しました。

10月26日(日)の午後、近江八幡市島町に所在する阿弥陀寺遺跡の発掘調査現場で、一般の方々を対象とした説明会を開催しました。あいにくと雨が降ったりやんだりと不安定な天候のなかでしたが、参加者は56名と、たくさんの方々に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました

今回のメインは、石垣です。この石垣は中世の寺院―阿弥陀寺に関わるものであり、出土遺物からは戦国時代に作られたと考えています。令和5年度に検出した石垣1と共通する点が多く、北谷の北端部も整備していたことがわかり、今回の発見は大変重要なものと言えます。

説明会にご参加いただいた皆さんには、見つかった石垣を間近に見ていただきながら,調査員による解説を聞いていただきました。さらに、出土した遺物についても、調査員が詳しく説明いたしました。時より雨が降りしきるなか、ご参加いただいた皆様には本当に感謝です。 なお、当日配布した資料はコチラからダウンロードできます。また,出土遺物は解説パネルとともに,滋賀県立安土城考古博物館において,10月28日(火)から展示いたします。ぜひご覧ください。

Page Top