新近江名所図会
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新近江名所圖会 第194回信長・佐和山城攻めの跡―物生山(むしやま)城―
彦根市 2015年3月4日彦根市松原町に所在する松原内湖遺跡において、平成26(2014)年度の発掘調査で戦国期の堀切(ほりきり)・竪堀(たてぼり)が見つかり、平成27年1月25日に開催した現地説明会では、240人もの方々に見…
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新近江名所圖会 第193回 熊野紀行(2) ―熊野の滝
日野町 2015年2月19日近江八幡駅からバスで延々1時間、蒲生野・木村古墳群をぬけ、日野の町中を過ぎ、中野城の付近を通り、近江鉄道バスは終点北畑口に着きました。親切にバスの時刻表までくれた運転手さんともここでお別れです。 北畑…
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新近江名所圖会 第192回熊野紀行(1) ―熊野のヒダリマキガヤ
日野町 2015年2月4日日野町熊野は綿向山南西麓の山間にある村です。熊野集落の歴史は古く、約1000年前の平安時代の中頃に綿向信仰により開かれたとされ、鎌倉時代頃には日吉神社の荘園となっていました。集落の中にスギの古木に囲ま…
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新近江名所圖会 第191回「石の長者」木内石亭ゆかりの燈籠 幸神神社(大津市下阪本四丁目)
大津市 2015年1月21日大津市札の辻で東海道と分岐し、琵琶湖西岸を通り敦賀までを結ぶ西近江路。全長70余kmのその街道は、北陸と京・大坂(大阪)を結ぶ主要街道として古くから多くの人々に利用されてきました。 街道の途中、大津市…
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新近江名所圖絵 第190回 小谷神社石造狛犬から浅井三代の城ー小谷城をしのぶ
長浜市 2015年1月14日第88回で、伊藤愛さんが「浅井三代の城―小谷城」というタイトルで、城と浅井氏との関係について書かれています。今回は、その驥尾に付して、当館で最近立て続けに展示させて頂いた浅井氏ゆかりと思われる石造狛犬…
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新近江名所圖会 第189回 ハルカスを遙かに見透かす神の杉―玉体杉
大津市 2014年12月17日比叡山籠山修行の一つに「千日回峰行」があります。この行は、7年千日をかけ、比叡山中、京都市中を歩き回る行で、その歩かれる距離は、約30万㎞にも及ぶと言われています。行者様は、700日の回峰の終了後、「…
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新近江名所圖会 第188回 百済寺-中世の僧坊酒-
東近江市 2014年12月3日釈迦山百済寺は、金剛輪寺・西明寺とともに湖東三山の一つに数えられる天台宗の寺院です。寺伝によると,その創建は推古14年(606)と伝えられており、中世末頃の寺域は東谷・西谷・南谷・北谷の尾根筋ごとに僧…
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新近江名所圖会 第187回 卯建のあがる風景
近江八幡市 2014年11月19日(近江八幡市新町界隈) 現在では、ほとんど聞くことがなくなりましたが、「うだつを上げる。うだつが上がらない」という言葉があります。 この「うだつ」とはいったい何なんでしょうか。漢字では、「梲」とか「卯…
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新近江名所圖会 第186回 悲運の皇子 大友皇子の陵墓 -弘文天皇長等山前陵-
大津市 2014年11月5日672年に勃発した壬申の乱は、日本古代史上最大の争乱としてよく知られています。いうまでもなく、大津宮を造営した天智天皇の没後、太政大臣であった息子の大友皇子と、吉野へと出家していた弟の大海人皇子の間に…
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新近江名所圖会 第185回 一本の大木が目印 トギス塚古墳と千増供古墳群
近江八幡市 2014年10月22日(近江八幡市千僧供町) 国道8号を野洲から近江八幡市街地へ向かって車で走り、六枚橋の交差点を左折して、県道14号を旧蒲生町方面に進んだあたりには、たくさんの遺跡があります。左前方の山には近江八幡市と東…
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新近江名所圖会 第184回 東海道名物「姥が餅」発祥の地を訪ねて
草津市 2014年10月8日江戸時代に街道菓子として全国的に有名だった「姥が餅」の発祥の地を訪ねて来ました。姥が餅が食べられたかつての茶店は、草津宿から大津へ約1㎞進んだ矢倉立場(立場:休息場所)にありました。船で大津の石場(い…
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新近江名所圖会 第183回 博物館を取り巻く文化財
近江八幡市 2014年9月24日安土城跡・観音寺城跡・瓢簞山古墳・大中の湖南遺跡の一つの特別史跡と三つの史跡からなる近江風土記の丘には、中核施設として滋賀県立安土城考古博物館があります。博物館では、考古と信長・城郭を中心とする常設展…
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